商品番号:1546621
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
知る人ぞ知る、『紬屋吉平』の紗紬着尺をご紹介いたします。
目に美しい透け感、涼やかにすり抜ける風の心地良さ…
夏のきものの贅沢は、格別です。
すっきりとシンプル、しゃりっとひんやり。
夏の和姿をお楽しみいただけるひと品をご紹介いたします。
もう手に入らないお品が奇跡的に未仕立てで入荷しました。
保管香はございますが、お届け前にできる限り落としてお届けさせていただきます。
今回は経糸緯糸ともに手績み芋麻100%使用、
宮古上布の特選夏九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
このお値段でのご紹介はなかなかございません。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
[着物] 商品番号1539638
味わいのある面持ちに仕上げられた透け感ある絹地。
深い深い留紺色を基調に
赤、黄、緑、白を用いて格子模様が織りだされました。
飛び絣と白の格子には絣が入ったこだわりの仕上がり。
関東好みの小粋な佇まいも兼ね備え…
すっきりとした大人のコーディネートをお楽しみいただけることでしょう。
[帯] 商品番号1490782
今回ご紹介のお品は、手績みの苧麻糸を100%用いた紛れもない「宮古上布」。
植物である麻から、手仕事で極細の糸を一本一本績んでいく作業。
その糸を、手織りで一枚の布とする。
さらに砧打ちをすることによって、布はよりしなやかになります。
帯地は自然な生成り色を基調にして。
お太鼓には琉球藍によるダキヌフシ―の絣模様を浮かべた一条。
手績みの苧麻糸ならではの風合い、宮古島の自然を写し取ったようなその彩りを
ぜひお手元にてご堪能下さいませ。
【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。
沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。
風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。
「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。
宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。
大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。
【 紬屋吉平について 】
180年の歴史を持つ『紬屋吉平』。
銀座の老舗として文壇や歌舞伎界など、
各界の錚々たる方たちを顧客に持つ名店でございました。
残念ながら数年前にその歴史に幕を閉じましたが、
高い美意識と厳しい目で選び抜かれた個性豊かな商品は、
現代の着物ファンからも高い支持を得ています。
[着物]
絹100%
長さ12.3m 内巾36cm(裄丈約68cmまで)
[帯]
手績み芋麻100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
制作者:下里愛子
宮古織物事業協同組合検査済の証紙がございます。
お太鼓柄
※おすすめ帯芯:夏綿芯かメッシュ芯(手縫いお仕立て)
◆最適な着用時期 盛夏の季節(7月・8月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年代は問いません。
◆着用シーン 行楽、ショッピング、ランチ、女子会、街着など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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