商品番号:1544275
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
過ぎてゆく四季という時間を絹布の上に
少しでもとどめたい、そんな願いを込めて作品を
創作されておりました、女流手描友禅作家
【 高橋礼子 】氏による特選訪問着のご紹介です。
丁寧にものづくりをされておりましたので、
もともと寡作で、作品自体が大変少なく、
また現在では創作活動をされておりません。
しっかりとした手挿しによる味わい深い情景が
染描き出されたお品で、シックな着姿をお楽しみ
いただけることでしょう。
しっとりと大人の粋な着姿をお楽しみくださいませ。
【 お色柄 】
ぽってりとした厚みのある縮緬地は、
灰みがかった白茶色から鳩羽色などへと染め分けて。
お柄には、凛と洗練された佇まいの竹の意匠が
たっぷりと染め描かれました。
葉の一枚一枚に至るまで…
決して妥協を許さない、染めへのこだわりが見受けられる作品。
写実的な表現が前へ奥へと意匠全体に奥行きを感じさせます。
その絶妙なバランスは、立ち姿となった時に本当に美しく…
きりりとした風格とともにしなやかさを演出してくれます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
仕付け糸も付いたままの美品で、お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※パールトーン加工済み
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 48cm(1尺2寸7分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35.5cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、お付き添い、パーティー、芸術鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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