商品番号:1544237
(税込)
【仕入担当 竹中より】
これぞまさに至高の贅沢!
ご存知、人間国宝・中村勇二郎氏の作品を道中着に仕立て上げたひと品をご紹介致します!
一着は持ちたいと思われている方も多いことでしょう氏の作品。
故にそんな作品を道中着として着こなす贅沢に酔いしれて下さい…
お仕立て上がりだからこそ、このような出会いがあるものかと存じます。
この抜群のお色柄でしかもこれだけの作品の道中着に滅多と出会うことはございません。
お目にとどまりましたら、是非お見逃しなく!
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
使用感もさほどない美品としてお届けできます
【お色柄】
伊勢型―
突き彫り、引き彫り(縞彫り)、道具彫り、錐彫り。
細密な表現ながら、機械では表現できない
『てしごと』故のまるみが感じられる、その表現。
その『てしごと』の極み、人間国宝、故中村勇二郎氏の型によって創作された、逸品でございます。
延暦年間に始まったとされる伊勢型の歴史。
そこに確実にその名が刻まれる、人間国宝・中村勇二郎。
すばらしい作品を数多く残し、昭和30年に重要無形文化財(伊勢型紙道具彫)に認定され、
昭和60年に惜しまれつつも亡くなられております。
亡くなられた後も、その素晴らしい型紙は生き続けます。
ですが、どこか一部でも型が破損すれば、二度と染めはできません。
歳月とともに一つ減り二つ減り…
現在では大変価値のあるものとして大切に保管されております。
今回ご紹介いたしますのは、その稀少な型紙を用いて染めあげられたひと品。
深く…艶やかな
女性美を醸し出す水浅葱の地に、氏の代表柄の一つである
献上柄でもある古代菊の細やかな模様。
道具彫に使用される小刀の刃自体が、桜や梅などの花びらの形、
または四角、三角、菱型などの形をしており、中村勇二郎氏は、
実に3000本以上もの彫刻刀を作り上げ、自在に操ることができたと聞きます。
また道具彫は、実に緻密で、神経を酷使するような仕事が求められますので、
ごく限られた匠でしか成しえないともいわれております。
現在では、伊勢型紙の技術も後継者が少なく、
いわゆる定番な柄行・大きさのものばかりが創られているようですので、
本品のような創作性にあふれたものは、ほとんど見ることができません。
おしゃれ着でありながらも気品や奥行きのあるシルエット。
趣深い気品ある色使いの仕上がりは、
上質を知るシックな大人の社交着として存分に活躍してくれることでしょう。
ぜひとも本当に良いお品を、この機会にお求めくださいませ。
どうぞお見逃しのないよう、お願い致します。
■中村勇二郎プロフィール
明治35年 三重県に生まれる
大正 4年 伊勢型紙の道具彫り技術を父に師事
昭和30年 重要無形文化財(伊勢型紙彫刻道具彫り)保持者に認定される
昭和45年 大阪万国博「県の日」に伊勢型紙の彫刻実演を披露
昭和47年 天皇陛下から勲五等瑞宝章を授与される
昭和48年 高松宮殿下に彫刻実演を披露 「菊水ノ図」を献上
昭和50年 皇太子・同妃殿下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇太子殿下に「瑞雲祥鶴ノ図」を献上
昭和51年 常陸宮殿下に「壮龍ノ図」を献上
昭和55年 宮殿下に「四君子ノ図」を献上
昭和55年 第31回全国植樹祭にて天皇・皇后両陛下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇陛下に「古代菊ノ図」を献上
三笠宮殿下に「双鶴ノ図」を献上
昭和56年 秩父宮妃殿下に「鶏鳴ノ図」を献上
昭和59年 高円宮殿下に「翔馬ノ図」を献上
昭和60年 三笠宮殿下に「卯ノ図」を献上
83歳で永眠
◆表・裏地:絹100% 縫製は手縫いです。
道中着丈 | 132.5cm(3尺5寸0分) |
---|---|
裄丈 | 70cm(1尺8寸5分) |
袖巾 | 35.2cm(0尺9寸3分) |
袖丈 | 48.5cm(1尺2寸8分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。 袖丈は51.1㎝(1尺3寸5分)までお出しできます
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 40代~
◆合わせる着物 色無地、小紋、お召、紬など
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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