商品番号:1543269
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
久米島紬としては珍しい色使い、デザインの
特選草木染紬着物のご紹介です。
泥染の濃色が主だった色使いの久米島紬。
本品は車輪梅(テイカチ)も用いられてた
茶系のベースながら、楊梅と椎を用いた
黄みを含んだ草木染による配色のお品。
御絵図に見られる伝統的な絣柄ではなく
モダンなストライプのデザインで、同じ
草木泥染の久米島でもシンプルなお柄のものを
お探しの方におすすめでございます。
すでに泥染の久米島紬はお持ちの方、
琉球の染織品ファンの方、ほっこりとした地風の
紬着物をお探しの方、是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
ふうわりと軽く柔らかない地風の真綿紬地をベースに、
テイカチ、楊梅、椎由来の煤竹、黄唐茶、白茶の配色で
細い鰹縞が織りだされております。
縞模様は着姿をスッと綺麗に映えさせてくれますし、
帯合わせのしやすい仕上がりとなっております。
紅型の帯や花織の帯などと合わせて、
琉球コーデをお楽しみいただくのも素敵です!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:薄鼠・無地
【 付属証紙 】
本場久米島紬の証紙(生産工房の証紙)
製織:伊敷サダ子
テイカチ・楊梅・椎染
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
---|---|
裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お稽古、芸術鑑賞、おでかけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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