商品番号:1541751
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
世代を超えて愛される大島紬。
これまで多くの大島紬が世に出ておりますが、
その中でもこだわりの御仕立て上がり品を
厳選して仕入れしてまいりました。
今回ご紹介のお品は、希少な愛加那絣のお品。
心惹かれる大島と出会えることを願って・・・
是非ともご検討いただけましたら幸いでございます。
【色・柄】
絹の光沢がなんとも美しい淡いアイボリーの地。
本来の本場奄美大島紬は、車輪梅(ティーチ木)の液汁と泥田で染め上げていますが、
本品はその色目にこだわり、芭蕉草木染という染色方法を用います。
この芭蕉染めにより、従来の泥染で黒くしか染まらなかったものが、
それ以外のお色が出せるようになりました。
お柄には細やかな絣模様を込めた「格子間道」が表現されました。
派手すぎず、地味すぎず、ご年齢を問わず、
いつの時代も変わらない不変の美をあらわしております。
母から娘へ。
代々、受け継がれる一品として、末永く大切にお召しいただければ幸いです。
2、3枚目の大島をお探しの方に着こなしていただきたい、デザイン性の高い、
滅多に出会うことのない秀逸なお品物です。
本物志向の方々へ…
創作性に富んだ、オシャレな至高の装いを、心ゆくまでお楽しみ下さい!
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【愛加那絣について】
愛加那とは、奄美大島の竜郷村に生まれ、西郷隆盛の妻となった人物の名です。
その愛加那はとても機織りが上手で自ら家族の着物を織り、
特に小中柄と縞柄を愛用していたとのこと。
その色柄を様々な資料を参考として復元したのが「愛加那絣」です。
愛加那(1837~1902年)
本名、龍愛子。
奄美大島の竜卿村に生まれた愛加奈は23才の時に
西郷隆盛と結婚し島妻(アンゴ)として三年二ヶ月の間、島で暮らし、
一男・一女をもうけ六十五才でこの世を去りました。
愛加奈自身も毎日機に座り、いつかはくるべき別離の日を思いながら
ひたすらに紬を織り続けたと言われております。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% 縫製:ミシン・手縫い併用
ガード加工済
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 32cm(8寸4分) |
【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(ミシン縫製のため)
※ミシン縫製につきましては、お直し時に針穴が
目立つ可能性がございますのでお直しはおすすめできません。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、お稽古ごと、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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