商品番号:1541341
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
おかげさまで通販サイトのオープンより24年!
24周年の感謝の気持ちを込めて…
京都室町を中心に年間約5万点の商品と向きあうバイヤー田渕による、
価格にとことん拘った着物+帯のコーデセットをご用意致しました。
今回ご用意したセットは
織物好きの方なら誰もが恋い焦がれ、
一度は袖を通したいと願う、最上級の紬織物…
幻と名高い、草木染郡上紬と、
人間国宝、故・山田貢氏による紬九寸帯でございます。
お着物、帯は単品での販売も行っておりますので
下記の商品番号で検索、またはお問い合わせ頂けますと幸いでございます。
2点まとめての特別プライスを、
どうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
≪着物≫
商品番号:1540691
通常価格:275.000円税込
味わい深き、色合い混じり合うやわらかな紬地。
藍色に落ち着いた温もりのある赤や薄黄で格子を表しました。
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
温もりの郷愁。
ぜひお手元にてご堪能いただきたく存じます。
≪帯≫
商品番号:1541069
通常価格:198.000円税込
ほどよい張りと節感。
その紬地を緋色に染め上げ、描かれたのはどこか懐かしさを感じさせる…
花蝶を込めた段模様。
研ぎ澄まされた感性の世界。
繊細かつ丁寧な、いかにも山田氏らしい、
のびやかな中にも調和のとれた色彩を、
おしゃれな和姿にお加え頂きたく存じます。
変わることなき美のかたち。
どうぞ末永く、大切にご堪能くださいませ。
受け継いでいっていただくひと品として、心を込めて、お届けいたします。
【 商品の状態 】
≪着物≫
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗い、仕立て替えに出されたと見られるしつけ糸がついており、
胴裏は新品同様となっております。
≪帯≫
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 山田貢について 】
伝統的な技法を駆使しつつも、大胆な構図と清新な色調、
現代的な感覚で見る者を魅了するその作品。
写生を基にした『松文』、『麦穂文』、『波文』、『魚文』などの自然物のほか、
『網干文』に代表される人工物、さらには『巴文』などの古典的な模様を題材に、
伝統的な糯糊による糸目、堰出し、叩きなどの各糊防染の手法を用いて
色挿しを行い、巧みな糊置きにより、絵際のはっきりした力強い
線構成による簡明な意匠で見る者を魅了、没するまで精力的に活動し、
復元事業をはじめ後進の育成にも専念するなど、
伝統工芸の保存・公開に尽力されました。
1912年(明治45年) 2月3日生。
1984年(昭和59年) 重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
2002年(平成14年)12月7日没。心不全のため死去、90歳
【 経歴 】
1912(明治45)年2月3日、岐阜県岐阜市に生まれる。
14歳で友禅作家の中村勝馬に師事して手書友禅、蝋染の技法を学んだ。
1929(昭和4)年、師の中村に同行して東京に出る
1945年 師とともに山梨県に疎開し移住。
1947年 第32回二科展工芸部に初入選。以後連続入選を果たす。
1951年 友禅作家として独立するが、その後も友禅染の技術の錬磨に
励むとともに、友禅染め誕生期の品格を理想としながら
能装束・狂言装束の意匠と文様の研究を行う。
1957年 日本伝統工芸展に出品
1960年 日本工芸会正会員となる。
1968年、日本工芸会常任理事、染織部会長に就く。
1971年から1979年にかけて、東京藝術大学美術学部非常勤講師を務め、
後進の指導にもあたる。
1977年の第24回日本伝統工芸展では、能装束の鱗文をヒントに
網干の三角模様を連続させた風景模様を配した《夕凪》が
日本工芸会賞(奨励賞)を受賞する。
1981年、日本工芸会が主催した「茶屋染帷子」の復元事業に参加し、
糸目糊の担当としてその指導を行う。
1982年世田谷区特別文化功労者。
1983年には勲四等瑞宝章を受章。
1984年、「友禅」で重要無形文化財保持者に認定される。
1985年 日本工芸会参与に就任。
1987年 金沢美術工芸大学の非常勤講師となり、再び後進の育成にあたる。
1990(平成2)年、第2回茶屋染帷子の復元事業に参加し、
糸目糊の研究に専念してその成果を示す。
1994年と1995年には、重要無形文化財「友禅」伝承者養成研修事業の講師として
伝統技法の保存・公開・育成に尽力する。同年、小田急百貨店において個展を開催。ポーラ伝統文化振興財団がビデオ「山田貢の友禅―凪―」を制作。
1999年には文化学園服飾博物館において「友禅 東京派50年の軌跡―中村勝馬・山田貢・田島比呂子・中村光哉―」展が開催された。作品は、伝統的な技法を駆使しつつも、大胆な構図と清新な色調、現代的な感覚で見る者を魅了した。また、没するまで精力的に活動し、復元事業をはじめ後進の育成にも専念するなど、伝統工芸の保存・公開に尽力した功績は大きい。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
【着物】
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:紺色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
【帯】
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
身丈(背より) | 155.5cm (適応身長160.5cm~150.5cm) (4尺1寸1分) |
---|---|
裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています