商品番号:1540809
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
大変希少な士乎路紬着尺のご紹介でございます。
そもそもご存知の方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
織物ファンの方に心よりおすすめしたい一枚でございます。
流通ルートが決まっておりますので、
滅多にご紹介は叶いません。
今回はたまたま問屋さんに入荷したところを仕入れることができました。
中でも珍しい栗繭糸とぜんまい糸を織り込んだ一枚。
多くは語りません、ぜひお手元でご覧いただきたく存じます。
お目に留まりましたらお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄・風合い 】
生地に用いられている糸は、
繭 を煮てやわらかくしてできた塊を手で広げて紡がれた本手びきの真綿糸。
織り出したときの独特でやわらかな風合いは、
手びき糸でないと生み出すことができません。
一度その地に触れていただければ、
すぐに上質の糸で織り上げられたことがわかることと思います。
経糸にも手引真綿糸が織り込まれております。
最近の紬は経糸を生糸を使用したお品がほとんど。
本品のような経糸も真綿糸のお品は製作自体がかなり少なくなっております。
経糸を節の多い真綿糸だと織りが難しく、熟練の技が必要となってきます。
穏やかな白茶色をベースに、
草木染めによる赤と黒、茶色の縞模様を織り描きました。
緯糸にはぜんまい糸と栗繭糸を織り込んだハイクラス品です。
【 士乎路紬 (しおじつむぎ)について 】
「士乎路」とは聞き慣れない言葉ですが、能登半島の別称とのこと。
士乎路紬は、故水島繁三郎(工学博士)により生み出されました。
約40年に渡る草木染と糸の研究の結果として、
伝統織物の良さに高分子工学の専門知識を生かし、
糸にタンパク質加工を施した手引き真綿紬糸、
染色には“烏の濡羽色”と云われる泥染大島紬の光沢、
この二つの紬の特徴を持つ、士乎路紬を完成させました。
士乎路紬の特徴は生地に弾力性があるので感触が良くしわにならず、
やさしく体を包み込み、着る人の心を和やかにします。
絹100%
長さ12.6m 内巾37cm(最大裄丈約70cm)
室町加納扱い
使用糸:手引真綿紬・栗繭糸・ぜんまい糸
使用染料:蘇芳・車輪梅
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古、ランチなど
◆あわせる帯 おしゃれ袋帯、九寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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