商品番号:1537575
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
上質を求める大人の女性へ…
風情あふれる自然素材のお品。
米沢の伝統工芸士、手織りの里『玉虫正直』氏の作品をご紹介いたします。
経緯(たてよこ)ともに和紙糸を用いて織り上げられた、本格的な『諸紙布』
ここまでの創作品は、なかなか市場に出回ることがございません。
もともと米沢では、大福帳(古紙)の再利用として紙布が考えだされたそうです。
楮の繊維から出来た大福帳、それは商人にとっては欠かせないもの。
近所で火災が発生した場合には、大福帳を井戸に放り投げ、火災が治ま った頃に引き上げてまた使用していたといいます。
それだけ水に濡れても耐久性があったことを証明され、使い古された大福帳を裂き、糸にし、つくられる紙布…
織り上げた時には水につよく軽いのが特徴です。
それに目をつけて様々な紙布作品を作り上げてきたのが、今回ご紹介する玉虫工房の玉虫正直氏です。
【 お色柄 】
やさしい象牙色の地に、経に藤鼠の絹糸を絡まし、お柄には全通にわたって織り出されたシンプルな縞間道。
語りかけてくるような表情は、素材作りからはじまるこだわりによって生まれます。
決して同じものは二本と創作できません。
軽く、結びやすい。
その素材感からは、先人の知恵があふれるように伝わってまいります。
大切な一点ものとして販売されるお品です。
どうぞお見逃しないよう、その穏やかな味わいを存分にご堪能下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%(和紙除く)
長さ約3.7m
全通柄
※平仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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