商品番号:1536654
【 仕入れ担当 中村より 】
自然を心から愛し礼賛した、稀代の着物作家、久保田一竹氏。
その久保田一竹工房より…。
思わず見惚れる美しい作品をご紹介いたします。
繊細な暈し、絞りの表現、絹地に広がる幻想の世界。
袖を通せば、まるで宝石を纏ったかのよう…
今回は織りの宝石【 佐波理綴 】の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
素晴らしい良色柄を厳選仕入れしてまいりましたので、
お目に留まりましたらお見逃しなく!
【 色柄 】
[着物]
金通しの箔糸のきらめきの浮き沈みが美しい絹布。
その幽玄な立体感に染めと絞りの技で彩りをそえた一品。
煌びやかな金通しの草花の地紋が織り出された絹布は灰色を基調に暈し染め上げて。
お裾元には、藤色を中心とした彩りが溶け合ったような暈しを染め上げ、
表情豊かな葵辻ヶ花の意匠が配されております。
ふっくらとした絞りの立体感が一層の奥行きをもたらします。
見れば見るほどにその世界観に引き込まれていくようです。
[帯]
黄金の金糸の煌きで織り出した帯地。
紫色の濃淡で荘厳な正倉唐華模様が神秘的な雰囲気で織り上げられました。
裏面にはラベンダー、瑠璃色、ピーコックグリーン、ターコイズブルーなどで
斜市松のお柄が織りだされておりますので、
こちらの面もコーディネートいただけます。
虹色の煌きで浮き沈みするいろどりのイリュージョン。
まさに芸術的な仕上がりでございます。
【 佐波理綴(さはりつづれ)について 】
京都 御寮織司 六家筆頭の井関家の血を引く
織物作家・池口定男が創作した織物。
佐賀錦と綴れ織の特性を組み合わせた佐波理工法で
織り上げられている。
1981年に東京で開催された昭和天皇の寿祝の
正倉院記念展の出展物の佐波理(銅・錫・鉛の合金)
からインスピレーションを受けて制作された。
佐波理綴誕生のきっかけは、制作した作品を着たモデルが
きものショーに出演した際に、客席の照明が暗くなった途端
きものから華やかさがなくなり、暗く沈んだ色合いに見えた事。
ショックを受けた池口氏はそれ以来、「光」「輝き」をテーマに
試行錯誤を重ね「光を失わない織物」を完成させた。
その精神と技術は2011年に二代目を継いだ
池口友啓によって受け継がれている。
帯のタイトルに「友」がついているものは池口友啓デザイン、
「定」がついているものは佐波理を開発し池口定男デザイン
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
[着物]
絹100%
たちきり身丈約185cm 内巾約38.5cm(裄最長約73cm)
白生地には別織紋意匠金通地を使用しております。
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.45m
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 20代~
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、 ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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