【京の染匠】 特選堰出し京友禅小紋 ≪お仕立て上がり・中古美品≫ 「竹間道に楓」 繊細な染めの味… 総柄の粋！ 身丈151　裄66

【仕入れ担当　吉岡より】
単色で浮かび上がる粋な面持ち…
堰出友禅にて繊細な意匠を染めた小紋のご紹介です！

糸目友禅とは違い輪郭のない堰出友禅では、
柔らかな表情と繊細なお色の移り変わりをご堪能いただけます。

高い技術とこだわりの職人性、
昨今ではこれほどにこだわってモノづくりをされる染屋さんは
めっきり減ってしまいました。

普段のお出かけからちょっとしたよそ行きまで、
幅広いシーンでお召しいただける上質な一枚をお探しの方へ、
自信をもっておすすめいたします！
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく！


【色・柄】
さらりと滑らかな丹後ちりめん地。
まずは一面をごく淡い白鼠色で染めて、
地の部分を糊伏せ（防染）し、この白鼠色を背景として
繊細な柄を染め上げております。

シックな煤色を用いて、モノトーン調の配色で表現したのは
「竹間道に楓」の草花模様。

遠目に見ればシンプルで粋な配色に心奪われ、
近づけば繊細な染技にハッと驚き、より一層心奪われます。

一流の染技とハイセンスな意匠が融合した至極の逸品。
大切にお届けさせていただきます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。

【　京友禅について　】
経済産業大臣指定伝統的工芸品（1976年6月2日指定）
京都府知事指定伝統工芸品

京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅（京友禅、加賀友禅、
江戸（東京）友禅）の1つ。

「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。

明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。

量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月（1976年）には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。

バイヤー
吉岡 駿

090-4643-7630

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。