商品番号:1531703
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
今回ご紹介致しますのは、現代の名工・薗部正典さんのお品です。
平安時代より三十六人衆や古筆初の料紙に用いられてきた、
墨流しの優雅な技法を染に応用し、目には捉えられない水面の揺らぎの世界を表現されております。
最近ではどんどんご紹介の機会が減ってきております。
良きお色だけを厳選して仕入れて参りました。
今回は洛風林ブランドの九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
センスあふれる一枚をどうぞこの機会お見逃しなきようにお願いいたします。
【 色柄 】
[着物]
なめらかな絹地に縞の地紋が浮き上がって。
灰色を基調にして、墨流し染めを施しました。
静かでありながら、見るほどに深まりゆくその存在感。
決して計算では得られない一期一会の染めの表情に、
吸い込まれてゆきそうな魅力を感じます。
[帯]
一見してすぐに手織りの上質さがあることがわかる
しなやかな仕上がりの名古屋帯です。
触れてみるだけで織糸 一本一本にもこだわり抜いていることがわかります。
穏やかな黄土色の帯地には
白と金糸にて雪輪模様が織りなされました。
すっきりとしつつも飽きのこないこの仕上がり。
洛風林さんらしさが発揮された逸品をどうぞお手元にてご堪能下さいませ。
【 洛風林(らくふうりん)について 】
創業者である堀江武氏は1923年、当時西陣帯地界の
重鎮であった三宅清治郎の元で修行、独立後、
1954年屋号を「洛風林」 とし独自の作品作りを開始。
帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる西陣等の機屋に製織を依頼する形で
帯づくりを行う。白洲正子や伊兵衛工房の高林淑子をも
魅了した、洛風林の独特の世界はこの多岐にわたる機屋や
作家に依頼することにより帯として完成されている。
【 墨流し染について 】
水の上に墨汁を流すと、墨汁が水に溶け込まずに、水面の流動性の中で、模様を描き出す…
ゆうるりとやわらかな曲線を描きながら広がる墨流しの文様…
二つと同じ物は生まれない一発勝負の世界で生まれた一品。
水面に息でかすかな風を当て、自然に成る染料の模様が重なって…
微妙に揺れて、ふたつとない模様ができる。
水と染料、卓越の匠技で繰り広げられる一瞬の勝負…
それが墨流し染めです。
【 伝統工芸染色作家 薗部正典氏について 】
昭和13年 三重県度会郡にて生まれる
昭和31年 伝統工芸技術功労賞受賞者の染色工芸作家小倉好象氏に師事
マドレー染の技術を修得
昭和42年 独立
昭和45年 (株)薗部染工設立
独自の染色世界を広げつつ事業を拡大し後進の育成に努めている
[着物]
絹100%
長さ12.3m 内巾37.5cm(裄71cm前後まで)
[帯]
絹100% 金属糸風繊維以外
長さ約3.65m(御仕立て上がり時)
お太鼓柄
おすすめの帯芯:綿芯松
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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