商品番号:1530831
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
ご存じの方がどれほどいらっしゃるでしょう…
野崎織匠。
弊社でも今までご紹介のほとんどなかった機屋です。
その作品のほとんどが一般流通にはのらず、
ごく一部の限られた呉服専門店にしか卸されない、知る人ぞ知る一流織元です。
その機屋の傑作品。超希少な西陣産・手織りの【羅】でございます。
かの人間国宝のお品でも有名な羅織ですが、
野崎織匠さんでは独自で『本羅』として文化庁に商標登録されていらっしゃいます。
そしてその人間国宝がお亡くなりになられた今、
羅織のお品としてはご紹介のできる数少ない機屋さんのお品です。
シンプルながらその意匠美、機能美、そして組織美を追求したひと品。
創作されている数もかなり少なく、ほとんど市場に出回らないお品でございます。
今回お願いにお願いを重ね、特別に皆様へのご紹介が叶いました!
是非ともお手元で、この美しい織味をご堪能下さいませ!
【 色柄 】
美しい無地。
黒色の奏でる組織美。
王道を地でゆくひと品。ここまで上品な美しい羅織物にはなかなか出会うことができません。
本当にお手にとって、触れてただけないのが残念ですが締めた時の美しさも格別。
もちろんのこと、海外産の値ごろな羅とは比べるべくもありません。
【 本羅について 】
羅とは搦(から)み織りの一種で、太撚の絹糸を使い、
振綜(ふるえ)という経糸を自在に動かせる装置を備えた機で織ります。
1本の経糸が左右の経糸と捩れ、そこに緯糸を通して搦みを固定し網目状の隙間をつくっていきます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ3.6m-3.7m
(仕立て上がり時) 全通
西陣織工業組合証紙No.261:野崎織匠
◆最適な着用時期 盛夏の季節(7月・8月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代は問いません
◆着用シーン お茶席、芸術鑑賞、観劇、同窓会、コンサート、行楽、お食事会、ショッピング、女子会、街着など
◆あわせる着物 絽や紗の小紋、夏御召、夏紬、上布、自然布など
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