商品番号:1528784
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
その締めやすさが根強い人気を誇る博多織。
今回ご紹介致しますのは、きものサロンなどにも掲載のある、
【 小森草木染手織工房 】にて織り上げられたひと品。
丁寧な草木染、織の技術でで仕上げられたこだわりの1本です。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
細やかに通された箔糸がそっと煌めく黒色の地。
木蘭色と雀茶を基調とした味わいある彩りで、
よろけ縞のお柄を表情豊かに織り出しました。
もう一面には少し発色が良く濃い彩りで同柄を施しました。
味わい深い彩りを用い織り上げた、櫛織のような風合い。
丁寧に織り上げられた美しい彩を醸しだす豊かな表情。
博多には裏地屋さんがございません。
裏生地も表地と同様、博多織にて織り上げられることとなり、
そのため、安価に出回ることがないのです。
ですがその分締め心地の良さも格段に上がり、
締めやすくシワになりにくいという利点も。
そういった点も、お着物好きの方から愛される所以でございましょう。
ご満足いただけることと自信を持ってお勧めいたします。
どうぞお見逃し無く、お手元で存分にご愛用くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 小森草木染工房 小森 久について 】
きものサロンなどにも掲載のある、
福岡県甘木市無形文化財保持者に認定されている小森久氏。
自然が作り出す色合いの美しさは人工の極致を駆使してもかなうものではありません。
朝焼けの空、夕焼けの雲、紅葉の山、新緑の色、しかも同じものはどれ一つとしてなく、瞬時もとどめ置くことはできません。
人間の心はこれを形にとどめたいと願い、そこから芸術や美が生まれます。
草木染は、自然の材料を用いて自然の色を再現しようというものです。
秘境の里、筑前の国秋月の山郷の草木を採集し丹念に染め上げ、
岩清水の湧き出る谷川ですすぎあげた逸品を創作していらっしゃいます。
もちろん織にも大変気を使われております。
表情が豊かな手触り。
大量生産される帯とは全く違います。
~プロフィール~
昭和3年、筑前秋月(福岡県甘木市)生まれ。
自らの手で生み出した『本・草木染』の独創性と高い技術が評価され、
昭和50年には甘木市無形文化財に指定される。
以来、博多織求評会や全国織物大会などで、
文部大臣賞、厚生大臣賞、東京都知事賞、
全国百貨店賞といった大賞を次々に受賞。
薬草に関する研究も高い評価を受けている。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.5m
耳の縫製:かがり縫い
両面全通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、趣味のお集まりなど
◆合わせるお着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています