商品番号:1528425
(税込)
【仕入担当 竹中より】
織りの表情豊かに…
人気機屋・鹿子井山田(かのこいやまだ)より、
大変ステキ、かつ印象的な「織全九蔵文様」の袋帯をお届けいたします!
明治初期に世界の織物の中心だった、フランス・リヨン。
そこで近代織物を学んだ山田九蔵によって興された鹿子井山田は、
西陣の名門であり、明治39年創業の老舗機屋さんです。
その敷地内には、京の名水に数えられる「鹿子井」があります。
そのこんこんと湧き出る清冽な泉のごとく…
鮮やかで美しい帯を世に送り出す機屋たらんという願いをこめて、
「鹿子井山田」と称されたそうです。
以来工芸帯ひと筋に、創作活動にはげんでおられます。
今回ご紹介のお品は、九蔵翁が生み出した、
鹿子井山田創始当時の柄を現代に復元した人気シリーズの作品でございます。
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
締めあともほとんどわかららない程度の
美品でございます
【お色柄】
しなやかかつしっかりとした織りくちのアイボリーを基調とした帯地。
その地を横段取の切れ取にて
唐花や華文 エキゾチックな装飾文を
表情豊かにちりばめました
まさに鹿子井ワールドなひと品と言えましょう。
お洒落もののなかでも少し格高く、
訪問着から色無地、付下げ、格高い小紋などに向きそうなおひとつです。
現代の御着物シーンに、こういった作品は大変重宝いたしますので、
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします!
【 鹿子井山田について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.76
1906年(明治39年)創業
明治期フランス・リヨンのゴブラン織の技術を
習得した山田九蔵がおこした機屋。
名水が湧き出る鹿子井戸があった事から
鹿子生山田と名付け現在に至る。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹90% 金銀糸10%
長さ約4.5m
鹿子井山田謹製
六通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、初釜、ランチなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、お召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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