商品番号:1527261
【 仕入れ担当 中村より 】
織物好きの夏の憧れ、≪宮古上布≫が入荷いたしました!
ただでさえ数が少なく、お目にすることすら叶わない希少な宮古上布。
夏の和姿に、これ以上のものはございません。
しかも未仕立て新品。
当然ながら新しい織り上がりの作品は常に取り合いの状況。
紬に強い問屋さんでも滅多に仕入れることができないお品、
それが宮古上布の着物でございます。
まさに究極の夏着物、ファン垂涎のお品。
必ずやお喜びいただけるお品でございます!
何卒お見逃しなくお願いいたします。
【 色柄 】
経緯手績み芋麻100%、草木染手織りの宮古上布。
年々その希少性が高まりつつあるなか、貴重なご縁がございました。
丁寧に丁寧に、心を込めて創作されました。
砧打ちによるつるりとした独特の風合い。、
シンプルな縞模様が織りなされました。
作家性の感じられる逸品に仕上がりました。
夏の織りものの、究極品と言えましょう。
自然の恵みと人の手の努力によって生まれた、美しい美しい宮古上布です。
【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。
沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。
風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。
「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。
宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。
大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。
経緯手績み芋麻100%
長さ12.8m 内巾約37cm(裄最長約70cm)
宮古織物事業協同組合の証紙がついております。
制作者:下地千恵美
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+国内手縫い縫製46,200円(全て税込)
※国内縫製のみの取り扱いとなります。
※背縫いは袋縫い(背伏せなし)となります。
※縫い糸は縮みを考慮し、絹糸ではなくポリエステル糸での縫製となります。
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