商品番号:1526145
(税込)
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【 仕入れ担当 更屋より 】
師から弟子へ、脈々と受け継がれた確かな技。
刺繍や金彩を一切用いることなく、
ただひたすら純粋に、染めの美を追求して…
本加賀友禅作家、『稲手明仁』氏による訪問着と
ご存知、名門『川島織物』より自信の西陣織袋帯を
合わせてご紹介いたします。
淑やかな風抜けるような美しい染め色。
透きとおる儚げな意匠に合わせた優彩のコーディネート。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
≪着物≫
肌にやわらかく、さらさらと触っている肌までも
美しく染まるかのような大変上品な地でございます。
絹の光沢が美しいその地を優しく明るい若菜色に染めあげて、
可憐に咲きほこる花意匠が華やぎを添えています。
加賀独特のお色使いで仕上げられたたおやかなその花姿。
今にもその芳香が感じられそうなほどの表現力にて…
瑞々しく描き出されてございます。
きらびやかな京友禅とは別次元の、美の極致。
お召しになられたときの着姿の美しさで本加賀に勝るものはございません。
この機会にぜひご検討くださいませ。
≪帯≫
川島の妥協を許さない信念が込められた柔らかな手触りの錦地。
しっかりと気品を感じさせる生成り色の地には金糸が密かに織り込まれており
絹の艶感をより一層深めた清雅な表情。
若葉色や薄色などの日本古来の古典色を豊かに用いて
優雅な有職文様を込めた道長模様…
細やかな金糸使いで無地場にもお柄を配し、
なんと風情ある意匠でしょうか…
艶めきによって、最高級の気品を演出いただける一条。
さすが名門と言わしめるこの仕上がりは、
逸品物好きの方の心をくすぐる出来栄えでございます。
洗練された構成で仕上げられた高雅なムードたっぷりな意匠。
しなやかな織り上げですので結びやすく素敵な後姿を演出いたします。
黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地のおきものなど、
格調高いフォーマルのお供としてお楽しみいただけます。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 川島織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.39
1843年(天保14年)創業
創業者 初代 川島甚兵衛
川島織物セルコン製の帯には、三本線と
軍配マークが織り込まれている。
初代・川島甚兵衛が京の地に創業して以来
その卓越した織物技術により美術工芸品としての
織物を多く手掛け、帯はもとより緞帳や能装束、
打掛などを製作している。
西陣では龍村と並び称される双璧をなす名門。
二代川島甚兵衞が、自らが織物の祖と仰ぐ
聖徳太子ゆかりの軍配扇を京都の広隆寺で目にし、
その図柄を商標に採用。
その後簡素化したものを、川島織物製の証として
「川」の字をイメージした三本線と共に帯に
織り込んでいる。
※2006年セルコン、川島織物販売と3社合併、
社名を川島織物セルコンに変更
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
【着物】
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:若菜色
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m
耳の縫製:本袋縫い
六通柄
身丈(背より) | 149cm (適応身長154cm~144cm) (3尺9寸3分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、初釜、パーティー、お付き添い、音楽鑑賞など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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