商品番号:1525771
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
京都きもの市場は寸法のお直しも承っております!
国内手縫いにて丁寧にお直しをさせて頂きます。
寸法や料金については下記をご確認の上、お気軽にご相談くださいませ!
概算で身丈163cmまで、裄67cmまでお直し可能な見込みです。
■■お直し代金(税込価格)■■
身丈・・・33,000円
袖丈・・・14,300円
身巾・・・33,000円
裄丈・・・26,400円
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
※寸法を大きくする場合には別途縫い代の生地直し代金を頂戴しております。
※複数箇所をご希望の場合、全ての縫製を解いて一から直すほうが綺麗でお安く仕上がる場合がございます。
※正式な料金は商品をお預かりの後、お見積もりさせていただきます。
人間国宝【 故:北村武資 】氏による、
重要無形文化財技術【 経錦 】の技法を用いて
織り上げられた紬着物のご紹介です。
落款など付属品はございませんが、
2005年刊行の『現代に生きる織』の裏表紙の
作品と同デザインでございますので北村武資氏の
作品で間違いないかと存じ上げます。
古代織の再現に留まらず、現代に生きる織を。
織物の新しい世界に挑戦し続けた武資氏の経錦。
残念ながら2022年3月31日に逝去されたため
これより先新たな作品の創作はございません。
もとより、お着物の創作数はかなり少なく、
これまでのご紹介も数えるばかりでございましたので
お探しの方はお見逃しなきようご検討くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかでコシのある落ち着いた濃黄唐茶色の地に、
薄黄朽葉色と黄土の配色で、花襷のお柄が一面に
リズミカルに織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 経錦について 】
色糸を経糸に重層的に組むものをさし、
経糸の浮き沈みで地と文様を織り出した錦のこと。
中国より渡来し、七~八世紀の飛鳥・奈良時代の
遺品として法隆寺や正倉院にその作品を見る。
数色の色経糸をまとめて1本のように扱って
地や文様に必要な色経糸を表に出し、残りの色経糸を
裏側に沈めることによって表現される技法。
経糸の密度が上がることで表情できる自由度が減り、
制約が大きくなるため歴史上では衰退した。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:朽葉色
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
---|---|
裄丈 | 65.5cm(1尺7寸3分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 45.5cm(1尺2寸0分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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