商品番号:1525734
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
素材で独特な風合い…
見るほどにその民芸味伝わる創作品をご紹介いたします。
草木染などで有名な山形米沢・諏訪工房より、
津軽こぎんに想い馳せ、現代に生まれ変わらせた『長楽こぎん』を仕入れて参りました。
創作数が限られる御品ですので、この機会に是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
地厚に織り上げられた黒の絹地に、
ステッチのような独特の表情で表現された大小の菱模様。
なんとも美しい、幾何学的な表情を醸しだしております。
素朴で媚びないおだやかな美しさと、
伝統的な深い味わいを感じていただけることと存じます。
織りのお着物にあわせてカジュアルに。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南部菱刺しについて 】
八戸を中心とする青森県南部地方で作られている「南部菱刺し」。
その発祥は、今から約200年前にまで溯ります。
当時の人々は麻や芋麻の着物しか着ることを許されておらず、木綿は糸として使用するものと決められていました。
そこで女性たちは、補強と保温のために麻に木綿糸を刺し、厳しい北国の生活をしのいできたのです。
この技術が現在にまで受け継がれ…
ウメノハナ・キジノアシ・ヤバネ・ベコノクラ・クルミ・ソロバン玉等、美しく素朴な名をもつ文様となり、暗い北国の農民の心に、美しい花を咲かせてきたのでしょう。
しかし近年、このように製作時間を要する手仕事は、すたれ憂慮されてまいりました。
これを惜しむ少数の人たちが努力した結果、新しい時代に合った作品としてよみがえり、北国の女性の真心のこもった民芸品となっております。
「津軽こぎん」の刺し方が奇数律で筋目をひろうのに対し…
「南部菱刺し」は、偶数律に刺していきます。
そのためこぎんより模様の発展に制約を受けることになりますが、それでも南部の人々は大小の菱形を交錯させたり連続させるなどのほか、色糸を使って多彩な変化をつけて、すばらしい意匠効果を創案されています。
絹100%
長さ約3.7m
六通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代は問いません
◆着用シーン 行楽、お食事、お出かけ、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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