商品番号:1525617
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
味わい深い染め表情…
芸術的感性にて描かれた意匠美…
類希な創作品を世に送り出し続けている京の工房
いと由(いとゆう)『洛楽人工房』より特選九寸帯をご紹介致します。
洛楽人工房らしい独特の特殊技術
蓄光、玉蟲技法が使用されている遊び心溢れる希少な一条でございます。
一点ずつを大切に創作しておられ、広く流通するお品ではございません。
お目に留まられました方は、是非お見逃しないようお願いいたします。
【 お色柄 】
銘「 頼光雲海蓬来山 」
さらりとしなやかな銀通しの絹地。
角度をかえて浮かぶシルバーの繊細な煌めきが
品良き表情へ…
その地を色香漂う薄葡萄に染め上げ、お太鼓をふうわりと暈しあげました。
お太鼓には水墨画のような繊細な筆致で雲海に包まれる遠山と松の
意匠がしっとりと描かれました。
またお太鼓部分には洛楽人工房独特の特殊技術、玉蟲・蓄光技法が使用されており、
暗い場所では蛍のような仄かな優しい明りが浮かびます。
蓄光染料はその名の通り、白昼の光の中では変化なく、夜間や暗所では
ブラックライトの元の蛍光塗料のように発光する特質がございます。
風雅な佇まいをお好みの方に。
大人女性の粋な和姿をご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事、お稽古、行楽、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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