商品番号:1525427
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
最近ではしっかりとした手付けの江戸小紋もどんどんと少なくなって参りました。
いわゆる写しのお品ではなく、
型を使用し手仕事で少しずつ色ムラやズレが出ないように染め上げる…
職人の魂を宿す小紋。
それが江戸小紋でございます。
創業は大正の7年
100年以上続く江戸小紋の名家・廣瀬家。
今も名を時代をリードする作品を数多く手掛けてらっしゃる名門中の名門。
あの東京・菱一さんがメインで扱われていた、確かな技術を持ち、継承されております。
四代目、廣瀬雄一氏による希少な未仕立て新品のお品を仕入れて参りました。
まさに一期一会、欲しいと思って手に入るお品ではございません。
自信と責任を持って大切にお届けさせていただきます。
【 お色柄 】
触れるとしなやかなちりめん地。
藤色を基調に、あらわされた葡萄文様。
一般的な伊勢型とは一線を画すこの図案…
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。
【 江戸小紋について 】
江戸小紋の紋様は、数千種あると言われております。
また型紙の長さは45cmほどですから、
一反の着尺(約12m)を染めるには何十回も型紙を送って染めなければなりません。
極型の江戸小紋を一分の狂いもなく送って糊付けするには、
これもまた熟練した技術が必要です。このため、伊勢型紙の彫師や
江戸小紋の染め師には、人間国宝に認定された人が何人もいます。
ご承知の通り、その柄の細かさと難しさゆえに、
いかに職人が最高の技術、細心の注意をもって型付けを行いましても、
どうしても型つぎ、染めむらなしに染め上げることは不可能でございます。
そのため染織加工後に、型のつぎ目、染めむら、
ヘラむらなどを細かい筆とサシ刷毛を用いて注意深く染色補正を行い、
さらに一反一反慎重に検品を行ったのち、
最終的には湯のし加工による蒸気熱によって補正部分の染着を計り、
合格となったお品のみをご紹介させていただいております。
その仕上がりは、スクリーンの平らな仕上がりとは全くもって異なるもの。
見るほどに深みが増すような、奥行きある表情をご覧いただきたく思います。
絹100%
長さ約13m 内巾36.5cm (最長裄丈約69cmまで 最長袖巾肩巾34.5cmまで)
白生地には特選丹後ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽、お茶席など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
この商品を見た人はこんな商品も見ています