商品番号:1525356
【 仕入れ担当 中村より 】
究極の…幻と言われる紬。
、郡上紬を再興して「紬織」の重要無形文化財指定を受けられた、
かの宗廣力三氏ご本人の作品です!
本来、美術館などに展示されていても不思議ではない希少な傑作品です。
「紬織」の分野で初めて人間国宝に認定された力三氏の生み出す織り、彩り…
今回ご紹介お品は力三氏の名古屋帯。
弊社ではご紹介初の作品でございます。
証紙等はついておりませんが、
古着問屋さんが確証を得られております。
宗廣力三氏の作品集にも同様の組織のお品が掲載されておりました。
次回のご紹介いつになることか、全く想像ができません。
もう織り上げがないとされる貴重な九寸名古屋帯…
まさに郡上紬の中でも傑作品です。
織物ファンの方へ心からおすすめさせていただきます。
まずはじっくりとご覧下さいませ…
【 色柄 】
節感の豊かな芥子色の紬地。
柔らかいその帯地には、
花織模様が浮かび上がります。
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいたける状態でございます。
■宗廣力三プロフィール
1914-1989 昭和時代の染織家。
大正3年4月25日生まれ。
岐阜県郡上郡(ぐじょうぐん)八幡町の人。
郡上紬の復興をめざし,昭和22年京都市染織試験場長浅井修吉のもとで研究。
1928年郡上工芸研究所,1955年神奈川県に南足柄工芸研究所をひらいた。
1957年紬縞(つむぎしま)織・絣(かすり)織で人間国宝。
平成元年11月21日死去。75歳。郡上農林卒。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
絹100%
長さ3.51m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています