商品番号:1525031
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【仕入れ担当 中村より】
伝統、そして革新。
山口家に受け継がれる魂と技に、
新たな現代性を加えた山口弘躬氏の創作特選品をご紹介いたします。
ご存知、山口伊太郎・安次郎・成三郎、織りの巨匠三兄弟。
成三郎氏の次男にあたられるのが、織匠やまぐち・山口弘躬氏でございます。
弟である山口正夫氏とともに本も出版されておられますから、
きっとそちらでご存知の方も多いことと思います。
きっとひと目でお分かりいただけましょう、
そのあたりの機屋さんでは真似できない、
なかなか他ではお見かけすることのない意匠センスのすばらしさ。
こういった珍しいお柄ゆきも、芯に、揺るぎない感性があってこそのもの。
伝統を確実に踏まえた上での創作性の高さをご覧いただきたく思います。
【お色柄】
お品には「七宝地鳳凰文」と名づけられました。
シックな葡萄茶色を基調に、ふっくらとした絹糸で七宝が地紋のように織りなされました。
そこに太鼓柄にて、桐竹鳳凰を込めた市松文様を表現し、奥行きと立体感を演出しております。
名門のもつ風格、織りの確かさはそのままに、
現代的なハイセンスをも感じさせてくれるお品です。
裏地には折り鶴の柄があしらわれ、秘めたる趣も嬉しい一品。
あくなき創造への精神。
訪問着、付下げ、色無地などに、
シンプルだからこその上質さを心ゆくまでご堪能ください。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【唐織について】
唐織は、京都の西陣を代表する伝統的な絹織物で、
江戸時代のきわめて装飾性高い美術織物がその源流です。
装飾を目的とした織物としては、舞楽の装束禁中御用の特別な包裂、
神社の戸帳、神輿の飾裂などにまた美術織物としては、名画や名筆を手本にして作られました。
原画のもつ筆致や雰囲気を織物の世界に変換し再現の至難ともいえる創作を可能にした、京都西陣の織匠たちの飽くなき努力の賜物と言えましょう。
【 御唐織司・山口弘躬 略歴 】
昭和21年 西陣にて織屋を営む父・成三郎の次男として生まれる
昭和39年 西陣の糸染工場・小河染匠で化学染を修行する
昭和45年 村上光男氏に草木染を学ぶ
昭和48年 父とともに昭和能装束百選を完成する
昭和50年 外山正氏に徳島藍染を学ぶ
昭和62年 昭和天皇、父・成三郎の病気全快を祈願し唐織袋帯「千色千羽鶴」着手
平成元年 「織匠やまぐち株式会社」設立
平成4年 約五年の歳月を費やして「千色千羽鶴」完成
平成6年 名古屋三越美術部において、第一回「天衣鳳暦展」開催
平成7年 新潟三越美術部において、第二回「天衣鳳暦展」開催
京都国際ホテルにて、衣装演出家・前田親男氏と「一衣一帯二人展」開催
平成8年 伊勢神宮御鎮座二千年を記念して、几帳二張「天恵日輪豊穣文」
「天恵月煌豊穣文」・唐織・卓布五種と共に、内宮神楽殿に奉納
平成9年 名古屋三越美術部において、第三回「天衣鳳暦展」開催
平成10年 新潟三越美術部において、第四回「天衣鳳暦展」開催
平成13年 出願中の商標登録「百錦」が認証決定され正式に誕生
平成17年 『KARAORI~唐織はレリーフの絵画である~』を弟・正夫と共に出版
(文芸社)
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.5m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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