商品番号:1523373
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
美しき海、美しき風、そして豊穣の大地。
職人さんの高齢化や後継者不足により希少になってゆく伝統織物。
それでも産地では…少数ながらも、新しい織り手、染め人さんへと代替わりし、
新しい感性によるものづくりがされております。
植物染料と化学染料を併用して、
一本一本に心を込めて織り上げられる手花(てぃーばな)の帯。
細緻に織り出された花織の意匠をお楽しみいただける、表情豊かな九寸帯。
琉球ファンの方はどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
ふうわりとした地風の紬地はくすみのある柳茶色。
お太鼓にはふっくらとした手花をあしらって。
一見刺繍かとみまごうほどのその文様美は、規則正しくきちんきちんと並び、
丹精込めて織り上げた織り手さんの心を、ふんわりとやさしく伝えてくれます。
味わい深い彩りが本当に美しく、思わず溜息がこぼれるほど。
雄大な琉球の自然、底知れぬ生命力を感じさせてくれる
ふくよかな仕上がりには、見るものの心揺さぶる力強さに
つつみこむようなやわらかな魅力に満ち満ちております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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