商品番号:1521829
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
仕立て上がり小紋ですが
残布がございませんので 落款などはございませんが
友禅の名門、千總の摺友禅小紋として
仕入れています
目利きの方にはおわかりいただけることと思います・
西暦1555年(弘治元年)より460有余年。
京友禅の歴史にその名を聞かぬものはいない、
名門【 千總(ちそう) 】による、加工良き
小紋のご紹介です。
西の友禅の雄といえば千總。
有名デパート、百貨店との取引は引きも切らず、
最上級の友禅を求める方の口に上る信頼と実績。
生地も意匠も加工もぴかいちの仕上がりで、
流行りすたりなく、ご年齢問わず、
末永く御召いただける事でしょう。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、
仕付けも付いたままの美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
本当にこんさりげなくも素敵な小紋が創られなくなりました。
現在では千總さんもあまり
このランクのものはお作りになっていないようです。
リサイクル品だからこその
この出会い情趣あるシルエットを
お楽しみいただける素敵な1枚です。
程よいシボの肌触りが良いしなやかなちりめん地を
鮮やかな柿色に染め上げて、一面に流水や滝、雲、霞などの上に
金彩を用いて、優彩にて梅や桜、菊、紅葉などの草花が描かれました。
なんとも情趣満ち溢れる一品に。
繊細な手仕事が尽くされた渾身の出来栄えと言えるでしょう。
カジュアルからセミフォーマルシーンに個性あふれる着姿を見せてくれるひと品。
ここまでのお品ですから、袋帯を合わせてパーティ小紋としても素敵です。
名門ならではの存在感を、さりげなくも美しい着姿にご堪能ください。
どうぞお見逃しございませんようにお願いいたします!
【 千總(ちそう)について 】
1555年(弘治元年)創業
1937年(昭和12年)設立
時代で言えば室町の時代より、江戸、明治、
大正、昭和、平成、令和と連綿と友禅の技を
守り継承している京友禅の名門。
明治年間にはそれまで用いられていた友禅の下絵を、
十二代西村總左衛門が一新、岸竹堂を皮切りに、
今尾景年や幸野楳嶺など、近代京都画壇を
代表する画家たちにに依頼するなどして
友禅染の新時代を拓く。
技術開発にも積極的に取り組み、天鵞絨友禅、
写し友禅、刺繍の技術の粋を集めた大作を次々に発表、
国内外の博覧会で数々の賞を受賞。
美術染織品と呼ばれる分野のパイオニア。
戦時中は友禅染の技術保存のため研究所を設立、
戦後は伝統の技を活かし、着物に留まらない友禅の可能性を
現在に至るまで追求し続けている。
千總では養蚕から、製糸、生地の製織全て
日本国内で行っており、白生地の製織は作品の
魅力を最大限に引き出すため、丹後にある専属の
機屋でオリジナルのものを製織。
友禅の図案の製作を行う図案室があり、
専属の図案家が在籍、また歴史の中で
蓄積してきた約2万点にも及ぶ所蔵品がある。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
八掛の色:柿色
※大丸お誂えのタグが縫い付けられています。
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
---|---|
裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 57cm(1尺5寸0分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm(1尺7寸4分) 袖巾34cm(9寸0分) 袖丈63cm(1尺6寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 街着、観劇、芸術鑑賞、初詣、ホテルランチ、女子会、旅行 など
◆あわせる帯 袋帯 名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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