商品番号:1521699
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
年々どんどん希少になりつつある西陣手織り爪掻き本綴れ…
今回はそんな綴れ帯の名門として名高い、
「本つづれ勝山」さんの作品をご紹介致します!
滅多と出会えない名門から、抜群の良色柄を厳選仕入れしてまいりました!
お値段もメーカーさんのご厚意により、グンとお値打ちに仕入れてまいりました!
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ!
【お色柄】
爪掻本綴、織りの最高峰―。
爪掻で1色ずつ、少しずつ織り上げられてゆく帯。
緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品。
爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあて、
ノコギリの歯のような凹凸を刻んでおきます。文様を織る際、
図案を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、
経糸を杼ですくい、緯糸を越して織り込んでいきます。
そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を1本1本掻き寄せ、
織手の感性により織り込んでいき、筋立てという櫛で織り固めます。
織機が自動的にその列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、
1色ずつ丁寧に下絵を見ながら織り込んでゆく作業になります。
また、経糸を覆うように織り上げられるため、裏表同じ柄となり、
長年の使用で汚れた時などは裏を整理してお仕立て直すことも出来ます。
今回ご紹介のお品はその技術にて織りあげられた逸品。
密でしっかりとした織り味の金糸が煌めく
サーモンピンク朱の綴れ地。
お柄には金銀濃淡で表現された
天平鳳凰の神秘的な意匠。
最小限の色使いながら味わい深い表情。
「日に寸、五日に寸、十日に寸」と言われる気の遠くなるほどの日数と過程。
わずかづつ完成されてゆく、美への情熱がこめられた爪掻本綴。
匠の手によって我が子のように大切に製作されたお品でございます。
美しい意匠に、奥ゆかしくも高雅な魅力に満ち満ちて、
まさに、悠久の時を感じさせるかのよう…
出すぎず控えめに、しかしゆるぎない格調はそのままに。
留袖から訪問着、付下げ、紋付色無地などとのコーディネートで、
上等なお品を、ぜひとも存分にお役立ていただきたく思います。
名匠の熟練の技と美へのこだわりを感じ取っていただければ幸いです。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属系繊維除く)
長さ4.35m(御仕立て上がり時)
お太鼓柄 片腹
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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