商品番号:1521882
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
もう生み出されることのない逸品…
西陣老舗の織りどころ「黒瀬織」さんの、
素晴らしい手仕事による、確かな気品香る綴れ袋帯をご紹介いたします。
残念ながら現在は機をたたまれてしまっており、
もうこのような素晴らしい作品が創作されることはございません。
元々流通量が非常に少なく、
ここ、きもの市場においてもご紹介の機会は、
過去10回にも満たないほど。
お目にとまりましたら、
どうかお見逃しなきようお願いいたします。
地は白みを多く含んだ白銀の綴れ地。
動く度にキラキラと広がる繊細な煌めきに、
薄手でありながらもしっかりとしたハリのある地風が、
目に肌に上質をまとう喜びを感じさせてくれます。
そのこだわりの地に織り出されたのは、
「扇面流し」と銘打たれた、なんとも雅やかなお柄行き。
金に煌めく橋模様の上下を
扇面地紙模様が織りだされ
その内には多彩にはなやぐ
松藤や楓、菊花や女郎花 桔梗などの花模様が
繊細かち緻密な織味でちりばめられました。
一瞬染め過渡思うほどの、繊細優美な表現力。
近くで見て、遠くで見て、決して飽きることはございません。
上品であるのに、そっと内からあふれ出るような華やぎは、
丁寧に作りこまれた意匠だからこその表情なのでしょう。
良き日を飾るに相応しい逸品の作品を、
ぜひともお手元にてご堪能いただきたく存じます。
どなた様も、どうかお見逃しなきようお願いいたします。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維のぞく) 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
柄:お太鼓柄 耳の縫製:かがり縫い
黒瀬織謹製 西陣手織称しがついています
※残念ながら、現在は機をたたまれていらっしゃいます。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、茶席、
ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い等
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
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