【仕入れ担当 竹中より】
この素朴な風合い、たまりません。
大島でも結城でも出せないこのほっこり感。
心あたためる織の逸品
久米島紬をお届けいたします!
【商品の状態】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、
仕付けがついたままの
美品でございます、久米島紬として仕入れましたが
証紙を紛失されてたため お値打ちにお届けします!
目利きの方はぜひ御検討くださいませ!
【お色柄】
今回ご紹介いたしますのは、
こっくりとした泥染の深みある
こげ茶に織り上げられたられた紬地。
その地に茶や金茶 オフホワイトの絣にて
トーニーやミヂ・フムなどのバンジョーなどの
絣模様が織り上げられています。
あたたかみある感性が、しっかりと肌奥に伝わります。
今では本場結城紬よりも手に入れることが難しいとされる久米島紬。
指定を受けてからさらに室町でもなかなか出会う機会が少なくなりました。
このように柄行のよいお品をお値打ちにご紹介できることは滅多とないと思います。
ぜひ一生ものとしてお持ちいただければと願います。
織り手さんが心を込めて織り上げた最高の織物です。
どうぞ末永く大切にご愛用くださいませ。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
八掛 栗皮茶
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 64.7cm(1尺7寸1分) |
袖巾 | 32.9cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 48.1cm(1尺2寸7分) |
前巾 | 23.8cm(6寸3分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.3cm(1尺8寸3分) 袖巾34.8cm(9寸2分) 袖丈52.2cm(1尺3寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~60代
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆合わせる帯 カジュアル袋帯 九寸名古屋帯 八寸名古屋帯 半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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