【 仕入れ担当 中村より 】
ふっくら浮かぶ、幻想的な絞りの表情。
創業、江戸・寛永年間の十日町の老舗染匠「桐屋(とうや)」。
桐屋ブランドのお品は、いくつかの落款がございますが、
今回は【 徳永憲峯 】の落款の入った特選訪問着。
西陣の名門【 おび弘 】が織り上げました袋帯を合わせました。
手織りを専門として「手織り帯を100年先に残したい」という思いを込め、
半世紀以上もの長い歴史と、それに伴う確かな技術力を備え。
洗練されたセンスでひと味違う面持ちを表現しております。
精緻な織によって表現された、西陣最高級の織り口。
このお柄のボリュームに、この質感。
重厚でいて、上品さを失わない配色の美しさ…
モダンな風情も感じさせるハイセンスな面持ちは、
さすが一流【 おび弘 】さんのモノ作りを感じさせます。
柄かさ重めのハイクラス品がお値打ち価格で入荷しました!
優美な華やぎで存在感を放つ和姿をご堪能くださいませ!
【 お色柄 】
〈お着物:【桐屋 徳永憲峯】本手加工絞り染金通し地訪問着「辻が花文」〉
しなやかな風合いの絹地。
光を受けて艶めく、唐花の地紋が金糸で織りだされております。
その地を芥子色から黒茶色で暈し染め、
意匠には幻想的な辻ヶ花の意匠が表されました。
贅沢な立体感と、幻想的な彩色の美。
豪華さ、そしてはかなげな幻想の世界。
気品とセンスを兼ね備えた、極上の一枚です。
優美に、軽やかに身を包む素敵な趣をご堪能くださいませ。
〈帯:【おび弘】特選西陣織袋帯~唐繍~「木瓜」〉
たっぷりとした唐織で六通に渡って意匠を織り上げた贅沢な袋帯です。
シックな紺滅色を基調とした、軽やかな帯地。
その地に緻密な唐織によって金の木瓜模様を織り成しました。
シンプルな配色ながら奥行きある表情に仕上げた一条。
全体に明るい光沢感に溢れ・・・女性らしい気品漂う佇まいを演出いたします。
織りの贅沢を、十二分にご堪能いただける逸品と思います。
京都屈指の名匠が作り上げた、他には無い稀有な表情の逸品帯を、
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 桐屋 翠山工房について 】
越後妻有の里(中魚沼郡)の山々。
翠(みどり)濃く、水清くして美しい…
「翠山」とはさかのぼること120年前、
越後十日町の一流染匠・「桐屋」四代前の田村久平が使用していた「雅号」です。
十日町辻が花の名門といえば、言わずと知れた「桐屋」の名。
久平はこの地に「翠山工房」を命名し、創作活動を始めました。
長年辻が花のみを研究し、その美しさを高めることに専念。
独特の色彩美に、艶やかかつ華やぎあふれるムード…
お着物好きにはもちろんのこと、問屋間でも一目おかれる存在です。
残念ながら2018年12月末に桐屋は廃業されたため
その創作品は市場に現存するもののみでございます。
※2019年より、桐屋の伝統と技術を受け継いだ職人さんが
「翠山」として新しくブランドを立ち上げ、『翠山 辻ヶ花』を創作されています。
【 唐繍(からぬい)について 】
その名のとおり、刺繍のような繊細な唐織を施した
本当に軽くてしなやかな仕上がりの逸品シリーズでございます。
お手にとっていただけましたら、きっと驚かれることでしょう。
まず特筆すべきはその軽やかさ。
その地風は、まるで夏物のような繊細さ。
薄く緻密に、とびきりのシャリ感でもって織り上げられた帯地は、
見るものを納得させる重厚感と風格はそのままに…
あくまでもお締めになられる方の負担にならない織り上がりで
プロの目をもうならせる逸品帯です。
〈お着物:【桐屋 徳永憲峯】本手加工絞り染金通し地訪問着「辻が花文」〉
絹100%
たち切り身丈184cm 内巾37cm(最大裄丈約70cm)
〈帯:【おび弘】特選西陣織袋帯~唐繍~「木瓜」〉
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~50代
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
この商品を見た人はこんな商品も見ています