【横山大観画】 特選創作友禅色留袖 ≪訪問着仕立て・中古美品≫ 「瑞雲」 身丈158.5　裄64.7

【仕入れ担当　竹中より】
堂々とした気品漂って...
大人の余裕が感じられる上品なお面持ち。
奥深き日本画の世界を、絹布の上に表現致して…

かの横山大観の日本画をモチーフにした特選色留袖のご紹介です。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たたみしわがございますので
プレスのちお届けします

【お色柄】
さらりとし質感の絹布はおだやかな白鼠
柔らかな奥行き、なめらかなドレープが、
上質なまとう喜びを　目に肌にたっぷりと感じさせてくれます。

お柄には、かの有名なる日本画家、横山大観の
描き出した『瑞雲』をモチーフにした幽玄なるデザイン。

無地場に澄んだ余韻が響き渡り、
やさしい彩りと柔らかな柄行が完璧に溶け合った一枚。

華美を走らず、淡々とした表情が
大人の上品さを演出して。
大観氏の洗練された感性で表現された画を見事に一枚のお着物に込められました。



【横山大観について】
茨木県水戸市に生まれる。
明治26年　　東京美術学校を第一期生として卒業。
　　　　　　当時、校長だった岡倉天心を終生の師と仰ぎ、
　　31年　　天心、菱田春草らとともに日本美術院を創立。
　　　　　　朦朧体と呼ばれる新しい画風を創り出す。
　　40年　　文展の審査員となる
大正 3年　 文展の審査員除名。この年、日本美術院を再興し、
　　　　　 以後院展を舞台に意欲的な活動をする。
　　12年　 水墨画「生々流転」を発表。
　　　　　 初の文化勲章を受章。
※昭和に入ってからは装飾性の強い作品のほか、
　　　　　 戦時意識にともなって日本精神の象徴ともいえる作品を多く描いた。
戦後は、穏やかに自然をとらえた佳品を描き、昭和33年に永眠する。