商品番号:1495817
(税込)
【仕入担当 竹中より】
重要無形文化財「友禅」保持者、人間国宝・羽田登喜男氏。
偉大な功績を残され、2008年2月、長き人生を終えられました。(享年97歳)
この作品、元はかなりの高値だったことと思われます。
鴛鴦が計三羽という重くち(加工がしっかりした)のお品、
しかも地色なども大変良い作品でございます。
今となっては、探そうと思っても出会えないおひとつ、
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【商品の状態】
お仕立て上がりの中古品でございます。
着用感もさほどなく 美品としてお届けできる1枚です
【お色柄】
キモノ好きの方で、その名を知らない方はいらっしゃらないことでしょう。
羽田登喜男氏と言えば、まさに、京友禅界の重鎮。
その氏が手がけた、最高級の色留袖でございます。
いわずとしれた羽田登喜男氏の「鴛鴦」。
一羽ふえるごとに数十万とも百万ともいわれる、あまりにも有名なお柄行き。
仲睦まじさの象徴として、広く愛され続けております。
肌をすっとすりぬける極上の国産ちりめん地を厳選し…
高級感を漂わせる、綺麗な浅緑に染め上げました。
そっと水分を含んだように、本当になめらかで…
どこまでも広がる奥行き感に、やわらかな絹の光沢感。
すばらしい絹肌を、しなやかに感じ取っていただけることでしょう。
星のような楓地紋が、無地場にも奥行きをただよわせます。
たたき染めのおだやかな水面。
純粋に純粋に浄化され…
凝縮された美の世界が、そこにございます。
深い金茶、貝紫、緑、茶、金銀、青そして墨。
絶妙な色の配置、首をかしげたその姿。
上前に二羽、後ろ身頃に一羽。
上質な絹布に、国宝とまで認められた確かな染めの匠技が、きらりと輝きます。
極上の感性、染め技。
ダイアナ妃へ贈呈された振袖や、
祇園祭の蟷螂山のタペストリーを創作するというという、
この上ない名誉を授かる、人間国宝にまでのぼりつめた作家の渾身の出来栄え。
一点の曇りもなく、最高級の仕上がりです。
末永くご愛用いただき、
その喜びを心にお袖を通していただけますように…
こう願いつつ、お届けいたします。
どうぞ母娘代々受け継ぐ名品として、末代までも、お持ちくださいませ。
<羽田登喜男>
明治44年(1911):1月14日金沢市生まれ
大正14年(1925):金沢で友禅師南野耕月に入門
昭和06年(1931):京都で曲子光峰に師事
昭和12年(1937):京都で独立 日本伝統工芸展を中心に活躍。
昭和51年(1976):第23回日本伝統工芸展東京都教育委員会賞、藍綬褒章。
昭和53年(1978):京都府美術工芸功労者
昭和57年(1982):勲四等瑞宝章
平成20年(2008):没
表・裏ともに絹100%
※手縫い仕立て
※「丸に剣かたばみ」五つ紋入り 比翼仕立て
身丈(背より) | 161.7cm (適応身長166.7cm~156.7cm) (4尺2寸7分) |
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裄丈 | 68.2cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34.8cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.2cm(6寸4分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.3cm(1尺8寸3分) 袖巾34.8cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 あわせ時期 10-5月
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、結納 園遊会 パーティーなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
お仕立て上がり黒留袖の紋入れ替えには、お見積りが必要となります。
・紋入れには4週間前後かかります。
・商品をお手元でご確認後、送料着払いにてご返送(紋入れご依頼)下さい。
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