商品番号:1512482
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
織のお着物通ならばご存知、
越後六日町・林宗平氏の【林宗平工房】より…
越後本麻上布の九寸名古屋帯をご紹介いたします。
夏の麻素材の王道「越後上布」。
こちらは、いわゆる重要無形文化財に指定される
越後上布ではございませんが、絣も手くびりで
丁寧に織り上げられた逸品。
お仕立て上がりでお値打ちにご紹介させていただきますので
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが
締め跡もごくわずかな美品です
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 お色柄 】
高貴な薄藤の地には その濃淡色を用いて
シンプルヤシラミ模様を
全通にわたりが織りだしました
上布、ならではの織りひとつひとつの風合い…
素材そのものの訴えてくるような力強さ。
民芸的にも、すっきりと都会的にも、帯合わせをお楽しみいただけます。
シンプルなデザインだからこそ、一本お持ちいただきますと
重宝していただけることでしょう。
【 林宗平工房について 】
雪深い越後の里・塩沢の産地である魚沼郡六日町にて、
越後上布、塩沢紬、本塩沢を製織する、二代つづく名門の工房でございます。
先代の日本工芸会会員の林宗平氏といえば、その作品が美術館に所蔵されるほど。
長年、越後で品質の良い草木染の紬や、重要無形文化財である
越後上布などを作り続けられており、経糸、緯糸も草木染めの
手つむぎの真綿糸を使い手織りで丹念に織り上げられた
『越後古代紬』は、越後上布の織手として有名な林宗平氏が始められた、
代表的な紬です。
【 重要無形文化財 越後上布 について 】
産地:新潟県魚沼地方
重要無形文化財総合指定第1号
ユネスコ世界無形文化遺産指定
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される
苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物
新潟県魚沼地方では、湿度の高い雪国の自然環境、
風土が麻織物の生産に適していたため、古来より
農閑期の冬仕事として、受け継がれており、
その歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代
天平年間に織られた麻布が正倉院の宝物として
保存されている。
江戸時代には幕府御用となり、天明から文化期の
最盛期には 年間20万反もの生産高に及ぶ
一大産業であった。
明治時代以降は近代化とともに工業化が進み
古来からの 形態で生産される製品が激減。
貴重な技術を絶やさぬため、小千谷と塩沢の
両産地によって技術保存協会が設立。
後、1955年(昭和30年)5月12日に
国の重要無形文化財総合指定第1号に指定された。
また、2009年(平成21年)9月30日に、
ユネスコ(国際連合教育科学文化 機関)の
無形文化遺産に登録。
日本の染織技術としては第一号となる。
越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として
繊維だけを取り、それを爪と指先で裂いて
より合わせてつくる。
緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、
経糸は7ヶ月かかる。
糸作りのできる職人が減り、現在重要無形文化財の
認定を受ける「越後上布」の年間生産反数は
ごくわずかとなった。
越後上布・小千谷縮布の重要無形文化財指定要件は下記
一、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること
一、絣模様をつける場合は手くびりによること
一、いざり機で織ること
一、しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみによること
一、さらしは雪晒しによること
麻100%
長さ約3.77m
全通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる帯 夏の小紋、夏の織のお着物、上布、自然布のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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