商品番号:1506010
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
フォーマルシーンに、大人の女性の確かな品格を…
西陣老舗、加納幸による逸品をご紹介致します。
唐織で表現された和の世界は素晴らしいの一言。
くっきりと際立つ…卓抜した意匠デザイン、高度に究められた、西陣匠の織技。
ひと目で心奪う…
奥底からの力ある作品。
どうぞその織りの表情を、存分にご覧くださいませ。
【 お色柄 】
さらりとしなやかな白茶の帯地。
しなやかに軽い織りの仕上がりは、
あくまでもお締めになられる方の負担にならないように考えられ、
なおかつしっかりとした地風を感じさせてくれるものございます。
七宝の地紋が浮かぶその地にふうわり、
そして、力強く浮かび上がるように、
雲取に枝垂れ桜の意匠が、
富貴な唐織にて織り出されてございます。
重厚な蒔絵のごとき色彩と意匠構成。
輝きを抑えた金糸を加えながらも全体的にお色は控えて。
地に幽玄に浮かび上がる紗綾形の紋意匠が無地場にも味わいを添え、
和姿ならではの気品を醸し出す構成となっております。
唐織のぬき糸使いは限りなくふっくらと、
そっと触れれば、こんもりとした富貴さを堪能させてくれます。
一点たりとも気を抜くことなく、細部までこだわりぬいた作品の持つ力。
西陣匠の、あくなき挑戦心が垣間見られるひと品です。
訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートで…
見事に昇華された一瞬の美、空間の美をご堪能くださいませ。
【 商品状態 】
タレ先に黄変がございますが、お仕立てされると見えない部分でございます。
お手元で現品をご確認の上、お値打ちにご活用くださいませ。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、お付き添い、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
この商品を見た人はこんな商品も見ています