【 仕入れ担当 中村より 】
毎日多くのお着物を新たにご紹介していても…
なかなかキモノ愛好家の皆様にご紹介できないものも多数ございます。
そのひとつが【誉田屋源兵衛】(こんだやげんべい)の帯。
展示室にかかる一条の帯。
今回のお品は佐賀竹錦と銘打たれた逸品。
浮かび上がる重厚な織。
285年の歴史が詰め込まれているのだと納得しました。
素材・織・意匠、全てが一流と感じさせてくれる逸品です。
お仕立て上がりならではのお値段で奇跡的に入荷しました。
大切にお届けさせて頂きますので、
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
華麗なる箔を用いることが共通する佐賀錦と竹屋町箔繍。
誉田屋にて贅沢にもこの二様を組み合わせることに成功し、比類なき織物「織宝 佐賀竹錦」を完成させる。
-織元
艶めく白の箔糸を経糸に織り込み、
緯糸には爽やかな水色と黒、そして竹屋町箔の銀糸を織り込んで。
意匠には七宝唐草文を織りなしました。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ4.6m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、お付き添い、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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