商品番号:1501328
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
絞りのおきものといえば【 藤娘きぬたや 】より
もはや不動の地位を築かれた、最高級ブランドの、
しっかりとした鹿の子絞り地に味わい深いお柄を
染め上げた総絞りの小紋のご紹介です。
証紙などは付属しておりませんが、生地幅に対する
疋田の目が45建以上かつ、絞りと絞りの境界線が狭く、
全体に白場が多く明るい印象に仕上がっておりますので
きぬたやのお品かと存じ上げます。
ご年齢を問わず末永くお召しいただける
すっきりと小付のデザインのお品。
ご年齢問わず、流行り廃りなく
カジュアルシーンに重宝して頂けることでしょう。
【 お色柄 】
薄手で光沢のある、紗綾形に花を地紋に織りだした
紋意匠地に、お柄には一面の手絞り染による
疋田をベースに、ひらりひらりと舞う胡蝶のお柄が
バランス良くあしらわれております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 絞り染(鹿の子絞り、疋田絞り)について 】
絞染の一種で、小鹿の背のまだらに似ている事から
その名で呼ばれる。布をつまんで糸できつく括り、
染液に浸して染め上げてから糸を解くと、括り箇所が
白く残り、中央が尖って立体的な表現が可能になる。
疋田絞りとも呼ばれ、布目に対して45度の方向に
鹿の子の目を全体にびっしりと隙間無く詰めて染色する。
本疋田と疋田の二種存在し、
・疋田絞り(四つ巻絞り、針絞り):綿糸で4回巻いて括る。
・本疋田絞り:絹糸で7回、根元で1回の計8回巻いて括る。
反物幅1尺(約38cm)の横1列の中に、何粒絞りの目が
存在しているかで名称が異なり、1尺に40粒あれば
40建てと呼ばれる。更に45建て、60建てとあるが、
粒の細かさが疋田絞りの価値を左右する。
【 藤娘 きぬたやについて 】
1947年(昭和22年)創立
高級呉服、特に高級しぼりの自社製造を行い、
『藤娘』の商標で全国の有名呉服店、百貨店、
及び卸売問屋に販売網を持つ、しぼり製品のトップメーカー。
創作品の中には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に
永久収蔵されているものもある。
絞り染の他に、名古屋友禅や刺繍による作品も手がける。
疋田絞りの多くは45建が多く、1尺5分(約40cm)の幅に
45粒の絞りが施されるが、きぬたやの45建は47粒が基準。
更に江戸期に存在したという本疋田60建を十数年の
歳月をかけ復元、その技術を持つ絞り職人養成にも成功。
伊藤嘉秋氏は、不可能とされた本疋田70建にも成功した。
きぬたやの本疋田絞りは、通常の本疋田が一粒あたり
8回絹糸で括るところを12回括ることによって
一粒一粒の白場が多く、中心の点が針のように
尖っている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:黒・ぼかし
※絞り染の性質上、色の濃淡、絞りの目が不均一な箇所がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm) (4尺0寸8分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 56cm(1尺4寸8分) |
前巾 | 23.2cm(6寸1分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています