商品番号:1528309
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
いつの時代も流行に左右されることなく
愛されつづけてきた絞り染の風合い。
絞りと言えば…その名が出る、藤娘きぬたや、伊藤卓夫氏による
疋田の絞り染による鹿の子の意匠が表情深い、
総絞り染訪問着のご紹介でございます。
振袖ともなると18~20万粒もの
括りがあり、熟練の方でも一年半ほどの時間が必要とされる技法。
その贅沢さを演出しようと、染めで疋田を表現することもございますが、
絞り染めによる風合いにかなうものではございません。
この仕事ぶり、シボの高さ、絞りの加工、風合い…
まさしく絶品でございます。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
やわらかな光沢を宿す綸子地に広がる一面の鹿の子紋。
地色の黒色の地に、くっきりとしたコントラストの
白の鹿の子で構成された段模様が引き立って…
絞りの凹凸に添えられた刺繍による光の加減で生まれる陰影が、
着姿に奥行きをそえてくれることでしょう。
明らかに他のものとは一線を画する、絞り表現の贅沢な贅沢な美しさ。
同じ絞りでも並べば圧倒的な差がでます。
気が遠くなるほどの手間と時間を掛けて創作された手仕事の結晶です。
どうぞお見逃しなく、素敵ご愛用くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 藤娘 きぬたやについて 】
1947年(昭和22年)創立
高級呉服、特に高級しぼりの自社製造を行い、
『藤娘』の商標で全国の有名呉服店、百貨店、
及び卸売問屋に販売網を持つ、しぼり製品のトップメーカー。
創作品の中には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に
永久収蔵されているものもある。
絞り染の他に、名古屋友禅や刺繍による作品も手がける。
疋田絞りの多くは45建が多く、1尺5分(約40cm)の幅に
45粒の絞りが施されるが、きぬたやの45建は47粒が基準。
更に江戸期に存在したという本疋田60建を十数年の
歳月をかけ復元、その技術を持つ絞り職人養成にも成功。
伊藤嘉秋氏は、不可能とされた本疋田70建にも成功した。
きぬたやの本疋田絞りは、通常の本疋田が一粒あたり
8回絹糸で括るところを12回括ることによって
一粒一粒の白場が多く、中心の点が針のように
尖っている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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