商品番号:1524041
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
復刻や模写のものとは違い、
本人筆による大変希少な美術品…
本加賀友禅において唯一の人間国宝、
故・木村雨山氏による染名古屋帯のご紹介です。
もちろんのこと、大変希少な木村雨山氏ご本人の作品。
このようなお品があとどれだけ現存しているのか。
今後のご紹介はお約束できません。
どうぞお手元でご確認下さいませ!
【色・柄】
しっとりしなやか…
穏やかな中紅色を基調に染めた塩瀬地には
藍色の濃淡が印象的な「茶屋辻文」が描かれました。
配色の妙と彩りの冴え、確かな美の世界は見るものすべてを引き込みます。
色あせることのない悠久の美をご堪能いただけることと思います。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【 木村雨山(重要無形文化財保持者)について 】
本名:木村文二
【 生年・認定年・享年 】
1891年 2月21日生。
1955年 重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
1977年 5月9日没。享年86歳
金沢市出身。
1905年高等小学校を卒業後、当時名人といわれた
加賀友禅染色家の名工、上村松太郎(上村雲嶂)に師事し、
日本画を南画家大西金陽に学んだ。
1924年33歳で独立。
以来加賀友禅の制作ひとすじに打込む。
1928年第9回帝展に「リス文様壁掛」が初入選し、
以後帝展、日展、日本伝統工芸展などで活躍。
戦後は日展審査員、日本伝統工芸展を中心に活躍。
写生による図案をもとに制作を行い、日本画の
技法を駆使して、宗達・光琳風の濃淡の色調を
巧みに表現。
大和式の意匠構成を現代的感覚でまとめた
優雅でみずみずしい新境地を開拓、加賀友禅の
名声を全国に轟かせた。
1955年には友禅の部で重要無形文化財技術保持者に
認定され、染色界での第1人者となる。
1965年10月紫綬褒章を受賞。
1976年4月勲三等瑞宝賞を受賞。
その作品は日本画の技法を生かし、描線を自由に表現し、
彩色では片刷毛を使ったボカシに工夫をみせるなど、
京友禅と異なった加賀友禅独自の作風を展開した。
代表作
「花訪問着」(1965年)
「山吹訪問着」(1968年)など多数。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
絹100%
長さ約3.5m(お仕立て上がり・やや短尺)
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆合わせるお着物 色無地、小紋、織りの着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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