商品番号:1486735
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
レアな傑作品…
物故作家・熊谷好博子(くまがやこうはくし)の逸品を仕入れて参りました。
もうご本人はご存命ではございませんから、
新たな作品が上がってくることはなく、その価値は高まるばかり…
近年このような重口の作品は滅多と出逢いがございません。
氏の生み出す、雅やかな華やぎの世界を…
お目に留まりましたらお見逃しなく!
【 お色柄 】
ぽってりとした漆黒のちりめん地。
意匠には霞取に青海波や水車、光悦垣、柳を描き出して。
その線の細やかさは思わず息を呑むほど…
心打たれるような雅やかな華やぎに満ちております。
滲み出る作家性。
お着物に詳しくない方でも、ひと目でその価値がおわかりいただけることでしょう。
なかなか巡り会うことのできない貴重な作品でございます。
どうぞこの機会をお見逃しなきようにお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました。
太鼓部分にうっすらとアクがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
【 熊谷好博子について 】
熊谷好博子(大正6―昭和60)
昭和30年代から50年代にかけて活躍した東京友禅の作家。
その作風は、初めは伝統的な友禅の意匠や技法を踏襲したものでしたが、
それまでの友禅には見られなかった「天然自然の造形」を掲げ、
独自の世界を切り開いた作家さんです。
大正6年11月11日生まれ。
若い頃は日本画を川端龍子について学び、好博子は龍子から受けた雅号。
昭和52年、大腸がんの手術をしたのを契機に、作品をパネルに仕立てることを行い、
昭和56年「友禅による障壁画展」を開催。
昭和56年 紺綬褒章
昭和57年 紫綬褒章
昭和60年 勲四等瑞宝章受章。
作品のうち、以下は美術館蔵品となっております。
「雪野」、「韻」 東京国立近代美術館
「山」、「砂丘」 京都国立近代美術館
「神田祭図」、「隅立角通(本藍紋文)」、「江戸解花筏文」 東京都
「山湖」、「変わり亀甲文」 ボストン美術館
「魚鱗文」、「市松しぼり文」 ハーバード大学付属フォッグ美術館
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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