商品番号:1485405
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
日本の最西端、与那国島より…
全国の織物が集まる室町でも、めったとお目にかかることはありません。
生産数も絶対的に少ないですし、一般市場に出回ることも難しい、
琉球織物の中でも大変な希少品です。
ましてやこの経済不況化、誠に残念ながらこれからは減る一方かと思われます。
南国の太陽のぬくもりを、肌にそっと閉じ込めたあたたかな織物。
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
穏やかで、落ち着いた草木染の色彩。
やわらかく、肌なじみのよい白茶色を基調とした格子地に、
花織のお柄が織りだされております。
直線的な構図の中にも伸びやかな広がり…
草木の色合いがより布に深みを与え、花の凹凸が奥行きを演出する。
春の陽光のように穏やかで、温かい。
与那国花織はどこか優しさの感じられる織物です。
どうぞこのお着物で、南国の豊かな人々の心とともに、
あなたの街にお着物の良さをお伝えくださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【与那国花織について】
与那国花織はおよそ500年の間、織り継がれて参りました。
与那国織には、大きく分けて4つの織りがあります。
庶民の日常着だったドゥタティ(縞や格子柄の織物)、首里王府への貢納品として
納められていた花織、そして細帯のカガンヌブー(ミンサーのこと)、旅の無事を
祈って贈られたお守りシダディ(手ぬぐい)です。
与那国花織は、沖縄の伝わる他の花織と比べて文様の細かさが特徴。
また、基盤柄と縞柄に花織を組み合わせた華やかな模様構成も魅力の一つです。
「花織」の「花」というのは小さな四角い点の集まりのこと。
サイコロの5の目のように点を並べたイチチンバナ、4つをひし形に並べた
ドゥチンバナなど花柄の種類は10種類にもおよびます。その「花」が
経糸の一部を浮かすことによって格子縞の平織面上
(ひらおりめんじょう)に浮かび、両面使用できることから
両面浮花織(りょうめんうきばなおり)とも呼ばれます。
そして、もう一つの最大の特徴は草木染めであること。
染料は、織り手がすべて島内から探してくるといいます。
同じ植物を使ってもこの土地の色に染まるので、まさにその土地限りの、
また染色は乾燥の差で変わりますのでその時一瞬限りの色彩美が込められる
織物でございます。
【 与那国花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1987年4月18日指定)
沖縄県八重山郡与那国町で作られている
与那国織の一種
与那国花織は、その昔首里王府への貢納品とされていた
歴史があり、地となる緯糸の他に加えた糸を
表に浮かせて製織する緯浮花織(よこうきはなおり)と、
経糸の一部を浮かすことによって格子縞の平織面上
に地の緯糸が浮かび、両面使用できる両面浮花織がある。
縞柄と小花柄でつくられる直線的な幾何学模様が主流で
サイコロの5の目のように点を並べたイチチン花(五つ花)、
4つをひし形に並べたドゥチン花(四つ花)、ダチン花
(八つ花)の3柄が代表的。
その他にイルク花やミング花など10種類にもおよぶ柄がある。
糸の染色は福木やガジュマル、インド藍、ハイビスカス、
車輪梅など自生する植物を用いた植物染料染で、生糸を
使用するためしなやかな地風が特徴。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:老竹色
身丈(背より) | 165cm (適応身長170cm~160cm) (4尺3寸6分) |
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裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お稽古、芸術鑑賞、お出かけなど
◆あわせる着物 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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