商品番号:1466517
【 仕入れ担当 竹中より 】
フォーマルの帯として、ふさわしき風格を兼ね備えた
逸品、帯に精通された方ならばご存知、西陣【 紫紘(しこう) 】の
正倉院柄が織りだされた特選袋帯のご紹介です。
紫紘の帯は『欲しい!』となりましても数がございません。
また、本品は引箔を用いた紫紘のお品の中でも
ワンランク上の高級ラインのお品。
第一礼装の黒留袖から色留袖、訪問着、付下、
紋付き色無地などのフォーマルのお着物とのコーディネートで
品格と華やぎを感じさせる帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
しなやかな地風の光沢をおさえた銀ベースのよごし箔を
織り込んだ引箔地に、煌めきをおさえた重厚な印象の
金糸の濃淡に緑青の絵緯糸使いで、正倉院南倉に所蔵されている
双鳥や花卉などをあしらった金銅幡(こんどうばん:仏教法会で
掲げられる旗で、仏堂内を飾る装飾具としても用いられる)が
細緻に織りだされております。
【Web限定販売品について】
Web限定のお値打ち価格にてご紹介いたします。
※本品はWeb限定販売品のため、実店舗・展示会への
お取り寄せは出来かねます。予めご了承下さいませ。
※本品はご注文をいただいてから、お取り寄せいたします。
お届けまでに1週間程度お時間を頂戴いたします。
その点ご了承くださいませ。
※ゴールデンウィーク・祇園祭・お盆・年末年始の
長期休暇にかかります場合は、通常納期にその期間を
加えてご注文いただきますようお願いいたします。
【 紫紘について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2300
創業1920年 (前身 山口織物所)
設立1954年
創業者は山口伊太郎(やまぐち いたろう)
企画、デザイン、織設計、製織、販売までの
工程の製造卸一貫の機屋、西陣では珍しい形態を取る。
時代と共に移り変わるもの、変わらないものを注視し、
何時の時代にも新鮮な提案を指針に織物作りに努めている。
製織数が限られており、品揃え豊富な
老舗の専門店ですら取り扱いは少ない。
【 山口伊太郎(やまぐちいたろう)について 】
10代後半には山口織物所として独立、
様々な織技術を考案し独創的な帯を制作。
第二次世界大戦中に織物業の一時中断を
余儀なくされたが、戦後に再開、其の後
紫紘株式会社を創業。
また戦時中に廃業した西陣の織屋が再開するにあたって、
西陣織工業組合の設立に尽力し、西陣織物館理事長を歴任。
1970年頃より、商品として織物作りではなく後世に
残るものを制作すべく、織物による源氏物語絵巻
「源氏物語錦織絵巻」の制作に着手。
亡くなるまでのおよそ37年間織り続け、最終巻の
織製の指示、完成を待つのみとなった2007年に
最終巻の完成を見ることなく同年6月27日に
老衰のため死去。享年105歳
1901年 京都市上京区上立売通堀川西入に生まれる。
1913年 京都市立成逸尋常小学校卒業後、西陣織物製造佐野商店に入店。
1920年 京都市上京区にて、山口織物所として西陣織物
高級帯地製造業開業する。その後、戦中に廃業。
1954年 紫紘株式会社を創立する。高級帯地製造再開。
1970年 「源氏物語錦織絵巻」の製作を開始する。
1986年 「源氏物語錦織絵巻」全四巻のうち一巻を完成(竹河の巻他)
1990年 「源氏物語錦織絵巻」全四巻のうち一巻を完成(宿木の巻他)
2001年 「源氏物語錦織絵巻」全四巻のうち一巻を完成(鈴虫の巻他)
2003年 京都市、平安神宮にて展覧会を開催する。「源氏物語錦織絵巻」
東京都、大倉文化財団大倉集古館にて展覧会を開催。
「源氏物語錦織絵巻」
2007年 6月27日未明、自宅にて逝去(享年105)
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
西陣織工業組合証紙No2300 紫紘謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、結納、観劇 など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地 など
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