【 仕入れ担当 田渕より 】
この風格、この奥行きと世界観。
西陣屈指の機屋【盡政(じんせい)】による
手織の特選工芸袋帯のご紹介です。
こだわり抜いて織りだされた帯地に、
贅沢に本金箔の糸を用いてバランスの取れた
お柄を織り上げたお品。
色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地などの
フォーマルのお着物にあわせて、格調高い
帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
また、このクラスの帯になりますと一般には
ほとんど出回りませんので、お探しの方は
お見逃しなきようにお願いいたします。
【 お色柄 】
帯地としては珍しい、濃いくすんだ蓬色の帯地に、
本金を用いた金糸の濃淡に、橙、薄紅藤、青磁、
萌黄、洒落柿、白などの彩りの絵緯糸使いで、
美しい唐華を込めた菱襷が大胆に表現されております。
丁寧な西陣の匠による手機(てばた)織りのお品です。
織り上げるのに、一体どれほどを要するのでしょう…。
個性を感じさせながらも上品さを失わない、
計算され尽くした意匠の選択、その技術力。
美しいという言葉そのものをこの一条に込めたかのような仕上がり。
高級品を扱う帯問屋さんがだんだん少なくなっておりますので、
ここまでの逸品袋帯はなかなか入荷できない状況になってきております。
【 織匠 盡政(じんせい)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2448
西陣で修行をかさねた岡田陣が興した機屋。
15歳より西陣の名門河村織物で修行を開始、
その25年後の1993年に独立。
河村織物の先代、河村政夫への恩義の気持ちより
屋号に「政」文字を取り入れた。
創業としてはまだ若い機屋であるが、西陣でも屈指の
機屋として知られ、職人の手と心が織り成す手機に
頑固なまでに拘り、手機本来の味わいと、風合いを
兼ね備えた御絹(おきぬ)を織り上げる事に専念している。
その特徴は埋め機(うめばた)による製織で、
機場の土間を掘り下げ、機を地中に置くことで
年間通して湿度、温度を一定に保ち、緯糸の打ち込みを
均一にすること、素材に一切の妥協なく選びぬかれた
極細い生糸や昔ながらの技法で制作された箔を
惜しみなく用いて製織されている。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No2448 盡政謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、レセプション、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地
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