商品番号:1554788
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
凛と粋な佇まい。
静かに湧き立つ水面のような美しさ──
こちらは、名門「吉三郎」謹製の本場大島紬の
単衣のお着物のご紹介です。
この上ない細緻な絣表現に、
伝統技術のすばらしさが感じられるような作品。
お手元にてじっくりご堪能いただければと存じます。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※身丈小さいため、小柄な方にお勧めいたします。
【 お色柄 】
伝統的な泥染めによって深みのある黒褐色に染め上げられた地に、
古典文様「立涌」をモダンにアレンジした変わり立涌文様が、
繊細な絣(かすり)技法によって浮かび上がります。
立涌は、古来より「気の流れ」や「豊かさの象徴」とされる吉祥文様。
その優雅なうねりを大胆に崩し、波のように揺らめく意匠として再構成された本作は、
伝統と革新が美しく交差した意匠美が魅力です。
使用されているのは、絹100%の極細糸。7マルキカタスと呼ばれる
細密な絣合わせが施されており、製織に高度な熟練技術を要する逸品です。
また、単衣仕立てにて最適な軽やかさと通気性を備えており、
初夏や初秋など、涼を求める季節にしなやかに馴染みます。
証紙付きで確かな品質と信頼性をお約束いたします。
しっとりとした光沢、軽やかな着心地、そして品格ある意匠──
吉三郎が手掛けるこのお着物は、まとう人の美しさを静かに引き立て、
季節の移ろいに寄り添う一着となるでしょう。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※居敷当て、背伏せあり
身丈(背より) | 149cm (適応身長154cm~144cm) (3尺9寸3分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 45.6cm(1尺2寸0分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 29.2cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分) 袖丈49cm(1尺2寸9分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏以外 単衣の頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、女子会、街着、お稽古、ランチなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。