商品番号:1554359
(税込)
【仕入担当 竹中より】
現在帯は製作されていませんが
組帯の名門、ひなやさんからの一本のご紹介です
お着物通の方でしたらどなたもがご存知のことでしょう。
その中でもとりわけハイグレードな工藝帯をご紹介いたします!
このクラスの帯ともなると、まるで風格が違います。
滅多とご紹介のないお品ですので、
どうぞこの機会にお手元でご照覧くださいませ。
【商品の状態】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
今回はリサイクル品(美品)ですが
ひなや謹製の帯締めもおまけにおつけします!
【お色柄】
正倉院御物から組紐の組織を研究し、
その組巾を帯巾まで広げることに成功した、
組帯の第一人者伊豆蔵明彦氏率いるひなや工房が創り出したお洒落な袋帯です。
金と薄藤鼠 白の配色で帯締めを一列に並べたような
綾竹組が全通にわたりほどこされ
お太鼓やおなかではその
経糸がゆるやかなカーブをいだき…
ある箇所では緯糸のかわり、そしてまたあるところでは経糸の役割を担い…
自由闊達な糸の動きで縄文柄があらわされております。
みつめてみれば…
深く、引き込まれそうに感じられます。
しなやかで、締める体の線になじむその仕上がり。
しわにならず、本当にお締めいただきやすいことと思います。
さらには緩んでこないという、機能性も充実した締めやすい袋帯です。
組帯は、一見洒落帯の印象をうけます。
ですが伊豆蔵明彦氏によれば、
古来より天皇家をはじめ身分の高い方々の装飾品や細帯などのみに使われ、
フォーマルとしても締めていただけるとのことです。
また裏地も、決して機械織では表現できない高級絹「羅」が使われております。
特にこの、九つの小菱で大菱をつくる「九点紋羅(くてんもんら)」は、
伊勢神宮神官の烏帽子にも使用されている格式あるものでございます。
ここまでの、風格ある帯でございます。
訪問着から付け下げ、色無地、また金糸使いはございますが、大島や牛首などの力ある織りのおきものにもお締めいただけることと思います。
おきもの通のなかでも、なかなかお持ちの方はいらっしゃらないことでしょう。
これぞ、ほんものの「手組み帯」。
是非ともお手元でご照覧くださいませ。
【 ひなや工房について 】
自然染織家・伊豆蔵明彦が主宰
くむ・あむ・おるをコンセプトに掲げ、
飛鳥・奈良時代にシルクロードより
隋・唐を経て伝わった唐組の技法を
伊豆蔵明彦が20年もの歳月をかけ研究、
現代に復刻生み出された「和唐組」を
ベースにした着物や帯を製作していた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸繊維除く) 長さ約4.48m
ひなや謹製
耳の縫製:かがり縫い
◆お太鼓柄 綾竹全通
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃、5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティ、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など
◆あわせる着物 訪問着、付け下げ、色無地、小紋、高級な織のきもの
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。