商品番号:1554067
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、年間生産量が一番少ないものが牛首紬です。
牛首紬は年間何千反と言われております。
双子の蚕(玉繭)から取れる希少な糸だけを使っているためです。
淡彩に浮かぶ、千年の雅をぜひお手元で!
お目にとまりましたらぜひ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
石川県・白山の麓で丹念に織り上げられる牛首紬に、
千年の都を描いた洛中洛外文様が優しく広がる、
格調とやわらかさを併せ持つ訪問着です。
地色は、わずかに紅みを帯びた上品な赤白橡(あかしろつるばみ)。
落ち着きのある淡い彩りの中に、
平安の町並みや人々の暮らしが繊細な筆致で描かれ、
さりげなく配された金彩が、角度によってやわらかく光を返します。
絵柄には、御所や寺社、船、貴族や町の人々、
牛車や市井の賑わい、風に揺れる桜や松など──
絵巻物を思わせる情景が優美に流れ、
着る人の所作とともに物語が広がるような趣きを醸します。
牛首紬ならではの節のあるしなやかな生地は、
着るほどに身体になじみ、美しい着姿を保ちます。
お茶席や観劇、格式あるお食事の席にもふさわしく、
訪問着でありながら柔らかく華やかな印象を与える、
まさに“大人のための雅”。
是非お手元でご愛用頂けましたら幸いです。
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:共色(衽裏柄あり)
※シルクガード加工タグが縫い付けられています。
身丈(背より) | 152.5cm (適応身長157.5cm~147.5cm) (4尺0寸3分) |
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裄丈 | 63cm(1尺6寸6分) |
袖巾 | 32.4cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.4cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm(1尺7寸6分) 袖巾33cm(8寸7分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添い、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。