商品番号:1553251
【 仕入れ担当 田渕より 】
山形県白鷹町にのみ伝わる希少な織物「白鷹御召」。
その中でも、板締め絣による柄表現は職人の熟練の技と感性の賜物…
小松織物工房、六代目・小松寛幸氏による逸品のご紹介です。
触れた瞬間に感じるきめ細やかな張りと、
御召ならではのしっとりとした光沢が、着る人の品格を引き立ててくれるひと品です。
今回仕入れが叶ったのは実に細やかな120山亀甲の作品。
中でも白鷹御召の板締めならではの面持ちを存分にご堪能いただける、
抜群の良色となっております。
お目に留まりましたら、是非お見逃しなきようお願い致します。
【 お色柄 】
密にしなやかに織りなした帯地。
軽やかな…
ごく淡い生成色の地には細やかな120山亀甲絣に、
七宝を織りなして。
やわらかな陰影が生む立体感と、整然と連なる模様の律動が美しく調和し、
清潔感と静けさを感じさせ、シンプルな無地感ながら驚くほどの奥行きを感じさせてくれます。
大人の女性の豊かな和姿に、これほどふさわしい織物はございません。
着心地良く、着回しもきく一枚は、
長年お着物に慣れ親しむ方にとって、本当に手放せないものとなりましょう。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
絹100%
長さ約12.5m 内巾38cm (最長裄丈約72cmまで 最長袖巾肩巾36cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※こちらの商品は、雨などの水分に対して特ににデリケートな生地ですので、
お仕立ての際には、撥水加工されることをお薦め致します。