商品番号:1552856
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
齢を重ねて、さらに美しく。
『お年を召しても着れる』はもちろんでございますが、
『お年を重ねられたからこその、貫禄、美しさ』を
装いで演出していただけるお品。
高級呉服店でしかなかなかお目にかかれない、
大変稀な逸品のご紹介です!!
今回ご紹介いたしますのは、かの京友禅人間国宝第一認定者、
『初代 上野為二』氏の技とこころを受け継ぐ、
【 清染居 上野街子 】氏の訪問着で御座います。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
着用感もほどんどなく
美品としてお届けできる1枚です
【お色柄】
深みある鉄緑に染め上げられ地に
浮かびある意匠は
なんと茶屋辻や御所解など
風景描写がメインの清染居にしては
珍しくモダンな御柄
身頃で柄を連ねながらも
付下げのような上品な柄付けにて
横の広がる笠松の柄を
なんとも丁寧な糸目友禅にて
描きあげています
スマートでスタイリッシュ
従来の上野テイストから
ちょっとはなれた
新しい古典ともいえる1枚です
帯合わせさまざまにぜひ
フォーマルシーンを多様にお楽しみください!
■清染居・上野街子氏―
その軌跡をたどりますと…
上野家の友禅工房の礎を築いた染匠・上野清江氏にはじまり、
昭和30年制定・第一号人間国宝に指定された『初代 上野為二』氏へ。
その初代為二氏から、為二氏の次男である故・上野清二氏、
そしてその妻である上野街子氏へ。
伝承の技と美を代々に渡り伝承された街子氏。
その真骨頂は御所解 (ごしょどき)、茶屋辻 (ちゃやつじ)、といわれる伝統的な図案。
「花は野にあるように…」という茶道の祖、千利休の残した「利休七則」の言葉を
ふまえ、華美に過ぎたり奇をてらったりすることなく、お召しになる方の気品が
自然と引き立つお着物を創作されております。
そんな街子氏の数々の秀逸な作品たちにある落款、
『清染居』の文字をみて不思議に思われた方も
いらっしゃるのではないでしょうか…
作家名を落款にせず、敢えて「清染居」とした理由。
それは、人の短い一生にとらわれず、伝えていくことのできる名前を
作品の一つひとつに刻んでおきたいという街子氏の想いから。
今回ご紹介のお品も、繊細・優雅な作調を忠実に受け継ぎつつ、
女性ならではの感性と、着る側の感覚を大切にしたきものづくりを
心がけてている街子氏のその意思がひたひたと心に伝わる出来栄えでございます。
表裏 絹100% 縫製:手縫い
八掛 共生地
身丈(背より) | 157.5cm (適応身長162.5cm~152.5cm) (4尺1寸6分) |
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裄丈 | 65.5cm(1尺7寸3分) |
袖巾 | 34.1cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.3cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.8cm(1尺8寸7分) 袖巾36.6cm(9寸7分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 あわせ時期 10-5月
◆店長おすすめ着用年齢 30-
◆着用シーン 式典、パーティー、お付き添い、お茶席、お稽古、
芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。