商品番号:1552832
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
昔から…どこで作られてるとも分からずに、
京都の街では美しい縞織物が布団や着物に用いられておりました。
その織物に注目されたのが柳宗悦氏。
産地の特定の中、雪の降りしきる丹波路を探し歩いた末に
佐治町周辺で作られた『しまぬき』であることが判明しました。
国指定の無形文化財、手つむぎ、草木染手織りによる≪丹波布≫でございます。
一点づつ手仕事にて仕上げられるひと品。
商品自体が非常に少なく、その中でも帯のご紹介は多少ございますが、
お着物は一年に一度会えるかどうかの逸品。
きもの市場でのご紹介は、
20年以上の中でわずかに10回に満たないほど…。
織物好きの方に自信をもっておすすめさせていただきます。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
素朴な柄と木綿特有の肌触り、草木染めの風合い。
木綿の織物に緯に絹のつまみ糸を交織し…
白茶色をベースに青色、濃紺色で、
格子模様が美しく織りあげられております。
シンプルですが飽きの来ないひと品に仕上がっております。
お着物上級者の方に是非お勧めいたします。
末永く、飽きこないおしゃれを感じさせてくれます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 丹波布(たんばふ・たんばぬの)について 】
兵庫県伝統工芸品
国指定選択無形文化財
かつて丹波国佐治村(現在の兵庫県丹波市青垣町佐治)で
織られていた手紡ぎの絹と木綿を交織にした平織の手織り布。
明治時代末期まで織られていた。
木綿平織で、藍と茶を基本色とし藍と茶と黄、
藍と黄を合わせた緑などで縞柄や格子柄が
織りだされた縞織物で、緯糸に木綿だけでなく
屑繭から紡ぎ出した「つまみ糸」が織り込まれている。
本来の呼び名は縞貫(しまぬき)もしくは
佐治木綿(さじもめん)。
1953年(昭和28年)に柳宗悦が『日本工芸』で
「丹波布」の名で紹介して以来、丹波布が通称となった。
丹波篠山に伝わる丹波木綿とは異なる。
文政年間に播州木綿の影響を受け野良着などとして
製作が始まったとされており、幕末から明治初頭に
最盛期をむかえた。しかし大正時代に入って衰退し
姿を消した。
その後、柳宗悦に産地特定の依頼を受けた工芸研究家
上村六郎が1931年(昭和6年)に特定。
1953年(昭和28年)には上村の指導により、丹波布の
再現が行われた。
1954年(昭和29年)には、上村と柳の後援の下
丹波布技術保存会が発足。
1957年(昭和32年)3月30日に国の選択無形文化財に選択された
表:綿(一部絹) 裏地:絹(衿裏:絽)
※居敷当付き、背伏せあり
※パールトーン加工済み
身丈(背より) | 153.5cm (適応身長158.5cm~148.5cm) (4尺0寸5分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 46.5cm(1尺2寸3分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。