商品番号:1550586
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
遂に始まりました!
年に一度の決算セール!
年間約3万点のリユース品と向きあう、
私バイヤー田渕が厳選に厳選を重ね、
数ある中から状態、寸法、お色柄、
そして価格にとことん拘った着物+帯のコーディネートセットのご紹介です。
今回ご用意したセットは
残念ながら残布等は残っておりませんが、
従来の紺絣ではないこのお色は…
宮古上布といえば真っ先に名の挙がる著名作家さんの作品と、
宮古上布の名匠・仲宗根みちこ氏による、
貴重な九寸名古屋帯でございます。
お着物、帯は単品での販売も行っておりますので
下記の商品番号で検索、またはお問い合わせ頂けますと幸いでございます。
この機会をどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
≪着物≫
商品番号:1544928
通常価格:998.000円税込
いわゆる宮古のカーボン紙のような薄さというよりは、
よく「おおらかな」と称される、手績みの味わい豊かな糸使い。
味わいのある紺色の濃淡を基調として織りなされた
た繊細な格子模様。
豊かな風合いと優しいお色は、本当に、飽きることがございません。
激減する創作数。
織り手や苧麻績み者が高齢になり、原料である苧麻(ブー)が足りないこと、
また高度な技術を習得するのに長い年月がかかり、
若い技術者が育ちにくいということなどがあるようです。
貢納布としての厳しい歴史、生業としての宮古上布づくりのの難しさ。
職人の死亡や高齢化によって、年々「幻」となっていくその織技。
宮古上布だけを織っていては生活できない状況と言われております。
心を込めて創作されたものであることを感じ取っていただければと思います。
芋麻を育てることからこだわって織り上げられた上布。
末長く大切にご愛用いただければと願い、心を込めてお届けいたします。
≪帯≫
商品番号:1550024
通常価格:598.000円税込
いわゆる宮古のカーボン紙のような薄さというよりは、
やや地厚な、味わい豊かな地風。
自然布ならではの生成りに、格子のような市松文が浮かび上がります。
繊細な絣目の揺らぎや節のある風合いが、光を受けてきらめくような美しさ。
透明感と渋みを兼ね備えた、夏の名品です。
涼やかな着姿を演出する宮古上布の帯。
無地感や飛び柄の夏着物、あるいは絽の江戸小紋などに添えれば、静かな個性が際立ちます。
仲宗根みちこ作という銘も、着物通にとっては語らずとも伝わる誇り。
夏の一等席にふさわしい逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
着物、帯共に苧麻を使用しておりますので、
若干の糸切れなどで糸が出ております。
【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。
沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。
風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。
「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。
宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。
大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。
【着物】
表:経緯手績み芋麻 衿裏:絹 (縫製:手縫い)
【帯】
芋麻100%
長さ約3.7m
全通柄
※裏地付き開き仕立て
身丈(背より) | 151.5cm (適応身長156.5cm~146.5cm) (4尺0寸0分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まりなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。