商品番号:1550161
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
帯に精通された方ならばご存知、
西陣【 紫紘(しこう) 】による
逸品袋帯のご紹介です!
「人間国宝は誰でもなれるが、自分は誰にも真似出来ない織物を作りたい」
そうおっしゃられた山口伊太郎翁。
その偉大なる功績はもちろんのこと、
着物に接するお方なら誰しも一度は聞かれたことのあるはずです。
この御方に触れずに西陣織の歴史は語れない程、
西陣において伝説的人物。
その伊太郎翁が興された織屋が「紫紘」でございます。
伊太郎翁の考案作品を意志を継ぐものたちが
作り出す逸品の数々は安易に流通せず、
問屋筋を通ることなく専門店さんに直接販売されており、
いまだ全国に根強いファンがいらっしゃいます。
この度は品格溢れる良色柄の作品に出会えましたので
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
ひと目で良きものとわかる、
しなやかな薄鼠色の帯地。
お柄には絹艶美しい白の絹糸による菊の花意匠を織り上げました。
華美でない金銀糸が上品なアクセントに。
また葉部分も艶感ある箔糸で織り上げられており、
さり気ないこだわりが随所に感じられ、
この上ない品格と高級感を漂わせる面持ちに
仕上がっております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
※お届け前にプレス加工をサービスします。
お届け前に10日ほどお日にちを頂戴します。
【 紫紘について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2300
1920年(大正9年)創業 ※前身 山口織物所
1954年(昭和29年)設立
創業者は山口伊太郎(やまぐち いたろう)
企画、デザイン、織設計、製織、販売までの
工程の製造卸一貫の機屋、西陣では珍しい形態を取る。
時代と共に移り変わるもの、変わらないものを注視し、
何時の時代にも新鮮な提案を指針に織物作りに努めている。
製織数が限られており、品揃え豊富な
老舗の専門店ですら取り扱いは少ない。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、結納、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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