商品番号:1545700
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
西陣の名門「都」より…
希少な西陣の手織り、逸品創作袋帯をご紹介いたします。
本当に丁寧に、時間をかけて織り上げられる特選品、
とりわけ印象的な表情に仕上がっておりますから、どなたにでもおすすめという作品ではございませんが、並品ではご納得されない良きものをご存知の方に、
また他にはないような通好みのお品をお探しの方には、自信と責任をもっておすすめできるおひとつでございます。
西陣で手織りされる帯は、現在本当にわずかです。
昨今とりわけ、西陣手織協会の「手織之証」を拝見する機会が減りました。
着物ファンの根強い支持を受ける名門「都」が、
その実績と豊かな経験を生かして、見事な一本を織り上げました。
経糸(たていと)には手で撚られた撚糸を、
また緯糸(よこいと)には特製の太い太い和紙を織り上げてゆきます。
またこの和紙にはシルクリボンと金加工が施され、
他の素材では得られない、独特の表情をかもしだしております。
御仕立て上がりであり得ない価格でご紹介が叶いました。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【お色柄】
お柄には、創作性溢れる意匠を…
経糸に銀糸を織り交ぜた白地に浮かびあがる幽玄な花唐草の模様。
なんと印象的な表情でしょうか、
民芸味と洒落味のセンスが溶け合ったような絶妙な表現。
吟味された素材からなる糸をへら櫛でひき織り上げた、大変手の込んだお品です。
重厚ないろどりにざっくりとした織り味で溶け合う意匠の個性。
その地風は、決してたやすく真似ることのできるものではございません。
豊かな表現力で創り上げられた、間違いのない逸品です。
織り地は軽やかに、その風格はしっかりと重く、
唯一無二の仕上がりをお楽しみいただきたく思います。
カジュアル訪問着から高級な織りの着物にまで、是非とも力あるおきものにのせてお楽しみください。
【 西陣 都(みやこ)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹65% 金属糸風繊維・和紙35%
長さ4.4m
都謹製
手織り櫛織の証紙がついております。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、女子会、お出掛けなど
◆あわせるお着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織りの着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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