商品番号:1535872
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【 仕入れ担当 田渕より 】
数多くのお品を当社でも取り扱いさせていただいている中でも
過去数度のご紹介しかございません。
西陣の名宝・たつむらによる、大変希少な逸品を仕入れて参りました。
名門、龍村美術織物の超ハイクラスの逸品『アマルナブルー』。
古代エジプトで僅か百年しか使用されなかった『幻の青』を見事に表現した
高級本袋帯のご紹介です。
その素晴らしい芸術品へと昇華したお品を存分にご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかな織りの風合いをそのままに織り上げられた絹地。
まろやかな砥粉色を基調として、
意匠には裂取に異国ムード漂う華唐草を込めて織りなしました。
ふっくらとした緯糸と美しき蒼の彩りを添えた
優雅に繊細に織り上げられました。
長きに渡る古代エジプトの歴史の中で、
僅か百年の間に生み出され消え去った人工合成顔料であるアマルナブルー。
その時代の芸術では、
今までの伝統(芸術、壁画、彫像、建築)を否定し、
それに代わる新たな手法の試行錯誤を行った時期でもあります。
そして初代平蔵氏も常に斬新な発想と革新的な技法の習得により新境地を切り開いてきたお方。
決して交わることのないその歴史が見事に一条の帯として完成された美の姿。
歴史と卓越した技術を込めた最高級の一条を心を込めてお届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
本袋縫い
六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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